十分に行ったその日に3回もランタンを上げてしまうほど、ランタンにはまっているKAZUOです。
ランタンを上げる風習はアジアに多いのですが、十分のランタンは大きい!
2人で上げる迫力のランタンです。
今回は、ランタンを上げられる十分の魅力やアクセス、ランタン上げの手順を紹介します。
・台湾のランタン:十分へのアクセス
- 電車(平渓線)
- バス
- タクシー
・台湾のランタン:ランタンってなに?
・台湾のランタン:①願いに合わせランタンの色を選ぶ
・台湾のランタン:②ランタンに願い事を書く
・台湾のランタン:③ランタンを上げる!
・台湾のランタン:ツアー情報
・【番外編】知っておきたい世界のランタンフェスティバル
- イーペン祭(タイ)
- ホイアンランタン祭り(ベトナム)
台湾のランタン:「十分」ってどんなところ?
東京から台北まで約4時間と気軽に週末旅行が楽しめる台湾。
その中でも「東洋のラプンツェル」と呼ばれ大人気のランタン飛ばしが行えるのが十分です。
メインストリートは十分老街。
実は十分老街の真ん中に平渓線という単線の電車が走っており、その左右約300メートルにわたってお店が140店舗ほど軒を連ねています。
電車は1時間に1、2本。
電車が来ない時間は線路上が解放され、そこからランタンを上げるのです。
十分は台湾の最も人気があるスポット九份と同じ方向に当たります。
台北からは十分のほうが遠いので、九份とセットでプランを組むことをおすすめします。
台湾のランタン:十分へのアクセス
台湾旅行で十分へ向かう起点となるのが台北。
ほとんどの場合、台北から十分へ向かうこととなります。
電車(平渓線)
台湾は基本的に交通公共料金が安いです。
その中でも、鉄道は観光でも利便性が高い手段といえます。
台北駅から十分駅までは1時間〜1時間半。
瑞芳(ルイフォン)駅で1回乗り換えを挟みます。
人気スポット九份へは、この瑞芳駅からバスかタクシー、十分に向かうときは瑞芳駅で平渓線に乗り換えます。
台北から切符を買うときですが、自動販売機は避けましょう。
日本とは少し買い方が異なるので焦ってしまいます。
窓口で「十分」と書いた紙を出すか、「シーフェン」といえばきちんと切符を手にすることができます。
各駅停車の自由席から指定まで価格が少し異なりますが、私のおすすめは自由席。
お昼時に乗車すると日本の鉄道と同じ横すわりの席でランチタイムが始まります。
日本では絶対見られない光景を楽しみましょう。
また、瑞芳駅ではほとんどの人が降車します。
こちらも間違えることは少ないかと思います。
平渓線はローカル線ですが多くの観光スポットを巡ることができます。
周遊券などもあるので有効に利用して下さい。
バス
バスを使って台北から十分に行くには、台北の地下鉄MRT文山線の木柵(ムージャー)駅から出ている路線バスに乗ることとなります。
駅からは案内板もあるので795番のバスに乗ってください。
お値段は45元(約180円)と大変お手頃。
1時間以上の乗車となるのでトイレは済ませてから乗車してください。
また台湾のバス、タクシーは日本よりも運転が荒いので車に弱い方はぜひ電車の旅をおすすめします。
タクシー
十分は人気スポットですがローカルな場所、電車やバスを使った場合にはどうしても待ち時間が発生します。
そんな時間も惜しい方は、思い切って台北からタクシーという選択もあります。
台北から十分までタクシーで約1時間ですが、5,000円程度で行くことができます。
2泊3日など時間がタイトなプランの場合は有効ですね。
アクセスの説明をしてきましたが、それでもご不安な方にはオプショナルツアーという選択もあります。
日本語ガイド同行のプランなら安心ですね。
台湾のランタン:ランタンってなに?
そもそもランタンは、台湾でどんな意味を持つのでしょう?
ランタンは漢字で「天燈」と書きます。
十分はその発祥の地と言われています。
山沿いの街十分では昔山賊が多く出没しました。
危険を感じた村人は避難し、盗賊たちが立ち去った後安全を知らせるためにランタンを上げたそうです。
この習慣が時代を経て、願いを天の神様に届けお祈りをする習慣に変わっていきました。
台湾のランタン:①願いに合わせランタンの色を選ぶ
十分老街にはランタンのお店が数十店舗あります。
どこもランタンの値段はほぼ同じ。
1色の物で150元(約530円)〜が相場です。
ランタンの色は最大で8色。
色にはそれぞれ意味があるので、自分の願い事に合わせて選んでランタンを購入しましょう!
特に赤は全体的な運気をつかさどる色味なのでおすすめです。
お店を選ぶポイントとして重視したいのが、ランタン撮影をしたときの背景。
あまり外れのお店だと十分老街の持つ素朴な街並みがきちんと映り込まない事もあります。
通りの真ん中のお店から選ぶと外れません。
台湾のランタン:②ランタンに願い事を書く
十分のランタンはタイや韓国のランタンに比べては大きく迫力があります。
願い事を書く面は4面。
1面が約1メートル四方ありたくさんの願い事を記入できます。
ランタンを上げる時にはお店のスタッフが写真を撮ってくれます。
その時にランタン4面を全て写してくれるので丁寧に大きめに書きましょう。
ちなみに願い事は筆と墨で書きます。
汚れても良い服装で訪れましょう。
ランタンを決めるとスタッフがランタンをセットしてくれます。
これで準備は万端、さあいよいよランタンを天高く飛ばしましょう!
台湾のランタン:③ランタンを上げる!
4面書きあがったことを伝えると、線路の上へ案内されます。
スタッフが火をつけてくれると見る見るうちにこの大きさに!
ほとんどの方が2名でひとつのランタンを上げていました。
十分らしい街並みと人々の賑わい。
そしてその間をランタンがゆっくりと空に浮かぶ…「東洋のラプンツェル」といわれる幻想的な光景が目の前に広がります。
ランタンが上がると、行きかう人々はそれぞれの幸せを思い笑顔で撮影。
言葉が通じなくても上手に上がったランタンには歓声が起こり、十分のランタンイベントならではの一体感が楽しめます。
十分でしか出会えない光景を心に残しましょう。
フリープランで時間に余裕があるのなら、線路から見る非日常の光景を存分に楽しんでください。
台湾のランタン:ツアー情報
台湾のランタン上げを楽しむなら、台北から車をチャーターするのもおすすめ!
十分の主要スポットを網羅できるプランもあります。
日本語が通じるガイドがつくものだとさらに安心ですね。
チャーターでのプランは時間が多少ずれ込んでも融通が利くので便利です。
また、年に一度開催される「台湾平渓天燈祭」を体験できる貴重なツアーも必見です。
世界的にも有名なランタンフェスティバルなので当日は整理券での入場制限が掛かっています。
事前にツアーを申し込んでおけば、心配いりませんね。
年に1回のイベント向けツアーは、少しお値段が高めになります。
さらに、「千と千尋の神隠し」のモデルとなった九份と、十分でのランタン体験の組み合わせツアーもあります。
1日で両方を廻れるツアーはとても効率的。
九份は夜の景色が素敵なので、できれば夕方以降に九份に到着するスケジュールのものがおすすめです。
【番外編】知っておきたい世界のランタンフェスティバル
ランタンを上げる風習は、アジアを中心に広い範囲で存在します。
その中でも有名なものをご紹介します!
十分での体験もいっそう深みを増したものになることでしょう♪
イーペン祭(タイ)
毎年11月に行われる世界を代表するランタンフェスティバルです。
十分のランタンより小ぶりのミニ熱気球「コムローイ」が一夜に約3,000個夜空に放たれる様は圧巻。
一生に一度は見たい世界の絶景の一つとして日本でも注目されています。
ホイアンランタン祭り(ベトナム)
このお祭りはカラフルなランタンを空ではなく、水に流す世界的なイベントです。
日本の長崎で行われる精霊流しのように、賑やかな中にも荘厳な雰囲気が漂う素敵なイベントです。
ホイアンの古い街並みとのコントラストも幻想的です。
まとめ
台湾の人気スポット十分で最も人気のアクティビティー、ランタン上げをご紹介しました。
せっかくの海外旅行なら日本では体験できない経験や、見ることができない光景に出会いたいもの。
十分のランタン体験もその一つ。
週末旅行で楽しめる台湾旅行をより充実したものとするため、ぜひ十分とランタン上げも攻略してください。
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