【台湾】台北から日帰りで行ける十分の魅力！ランタン上げ＆台湾のナイアガラ「十分瀑布」

みなさんこんにちは。
久しく森の自然に触れることが出来ず、山に行きたい欲が止まないKenです。

台湾の「十分」は、台北からの日帰り旅行にもぴったりの自然を存分に楽しめるスポットです。

そして、十分で外せないのは何と言ってもランタン上げ！
線路の上から願いを込めたランタンを天高く飛ばすことが出来ます。

今回は、十分へのアクセスと溪谷散策、ランタン上げについてご紹介していきます。

台北から十分へのアクセス

平渓線の車両

台湾北東部、台北からおよそ50km離れた新北市平渓区に位置する十分（シーフェン）は、山間にある物静かなところです。
台北からの現地ツアーもありますが、鉄道、バス、タクシーでアクセスすることも可能です。

◆鉄道

台北から十分まで鉄道でアクセスする場合の所要時間は、1時間〜1時間半です。

台北から台湾鉄道（TRA）の東部幹線に乗り、瑞芳駅で平渓線に乗り換えます。

瑞芳駅までは、乗る列車の種別によりますが、特急列車では30分ほど、各駅停車では1時間ほどで到着します。
そして平渓線に揺られること30分、十分駅に到着です。

筆者は區間車（各駅停車）でアクセスしたので、台北から十分まで68元（≒250円）でした。

平渓線は1時間に1本程度の頻度でしか走っていないため、台北駅を出る時間によっては電車の接続が悪いこともあります。

実際に筆者は瑞芳駅で1時間弱待ちました。
事前に時刻表を確認してからお出かけすると良いでしょう。

また、自動販売機で切符を買えないケースもあるようなので、そのときは窓口で聞いてみてください。
iPhoneに漢字で「十分」と書いたものを見せて、無事に購入できました。

◆バス

バスでアクセスする場合にも、最終的に鉄道を利用することになります。

MRTの木柵駅から平渓線の平渓駅までのバス(台北客運795便)で平渓駅まで向かいます。
1時間ほどの所要時間と、45元（≒160円）でアクセスが可能です。

そこから平渓線に乗り換えて十分に向かうことになります。

◆タクシー

時間に制限があったり、お子さん連れだったりする場合にはタクシーで移動することも選択肢の一つです。

1000元（≒3500円）とバスや鉄道でアクセスする場合に比べてコストはかかりますが、とにかく楽に移動できますね。

タクシーや現地ツアーで十分へアクセスする場合を除いては、平渓線に乗ることになるでしょう。
台湾のローカル線の旅を楽しんでみてください。

台北から十分駅に到着

商店街のすぐ近くを走る列車

十分駅に到着する前に驚かれる方もいるかと思いますが、駅前の商店街は平渓線の線路の両側に広がっています。

普段は線路の上を観光客が行き交い、平均して1時間に1本ずつやってくる列車が来ると人が避けていく様は十分の名物の1つといっても過言ではありません。

単線の平渓線では、十分駅で列車の行き違いが行われます。そのため、運が良ければ到着してすぐに、もしくは十分から台北へ帰る直前に商店街の中を走る列車の姿を見ることができるかもしれません。

十分の観光スポット：①十分瀑布（じゅうふんばくふ）

十分瀑布

十分瀑布は台湾のナイアガラとも称されることもある台湾最大の滝です。
轟々と音を立てながら水が流れ落ちていく様は圧巻の一言に尽きます！

長さは約20m、幅はおよそ40mもあります。

2014年に整備されたこともあって、登山に行くような特別な装備を持って行かずとも、スニーカー等の歩きやすい靴で溪谷沿いの散策を楽しむことができるでしょう。

自然の中を歩いていくので、気になる方は虫除けなどを持参してもいいかもしれません。

営業時間は夏季（6月1日～9月30日）が9:00〜18:00 （入園17:30まで） 、冬季（10月1日～5月31日）が9:00〜17:00（入園16:30まで）、休園日は旧正月の大晦日のみとなっています。

十分駅から十分瀑布までは、歩いておよそ30分かかります。
十分駅からタクシーやレンタルバイクで十分瀑布への入り口までアクセスすることも可能です。

タクシーやレンタルバイクを利用しても滝まで直接アクセスすることはできないので、徒歩も合わせて20分ほどの所要時間がかかります。
料金は100元（≒350円）ほどを考えておくと良いでしょう。

十分遊客中心（ビジターセンター）を目指します

徒歩で向かう場合は、十分駅から商店街を線路に沿って進んでいきます。

商店街が終わってからも歩き続けてください。
ほぼまっすぐ進むことでビジターセンターに到着します。

ビジターセンターからは一本道ですし、他にも多く十分瀑布を目指す人がいるので問題ないでしょう。

少し整備された山道を歩いて、途中で吊り橋を渡ると十分瀑布が見えてきます。

吊り橋がなかなかに古く、高所恐怖症の僕はなんでこんなところに来てしまったのだろうと後悔するくらいには恐怖に怯えていたのを覚えています。

吊り橋の上だというのに人混みで自分のペースで動けず、かなり揺れて怖かったのを耐えました。
どうしても吊り橋が無理だ、という人もタクシーやレンタルバイクでのアクセスを考えてみましょう。

レンタルバイクを利用する際には、事故に遭うことのないように注意してください。

風光明媚な渓谷にかかる吊り橋

十分瀑布公園では、十分瀑布全体を眺められる場所、正面から眺められる場所、至近距離から眺められる場所と3つの滝を見るスポット（観瀑台）があります。
ぜひお気に入りのスポットを探してみてください♪

滝の写真を撮るには、三脚もしくは何か固定できるものを持っていくのがオススメです。
躍動感あふれてインスタ映え間違いなしの写真が撮れます。

十分瀑布公園はしっかり整備がなされていることもあり、トイレや休憩所、ちょっとしたお店があります。
ビジターセンターにもトイレがありますので心配いりません。

十分の観光スポット：②ランタン上げ

ランタンに願いを書く人々

十分駅の瑞芳駅側には、線路の両側に商店街が広がっています。
この商店街の中にはランタン上げ体験ができるお店も数多くあるのでのぞいてみましょう！

もともとランタン（チャイニーズランタン）は、中国やタイなどのアジア地域で使われた通信手段でした。
のちに祈祷儀式の道具となって今に至っています。

台湾のランタンは、色によって込められる願いが変わってきます。
何をお願いしたいかに合わせて色を選んでみましょう。

1つのランタンあたり4色まで選ぶことができるので、お願いしたいことが多い人は4色ランタンを飛ばすことも可能です。
1色の場合は100元（≒350円）、4色の場合は200元（≒700円）が相場のようです。

こうして手に入れたランタンに筆で願いごとを書いていきます。
線路の上でランタンに火を灯し、手を離すとランタンが天高く舞い上がっていきます。

まとめ

台北からのショートトリップにもってこいの十分についてまとめてきました。

ローカル線に揺られた先にあるこの町では、十分瀑布とランタン上げを楽しむことができます。

台北からの日帰り旅行はいかがでしょうか？

台湾旅行のヒントとなれば幸いです♪