こんにちは!シンガポール在住の旅行好きUmiです。
今回は、シンガポールの水道水・飲料水についてご紹介します。
「シンガポールの水道水は飲めるのか?」
「スーパーで売っている水の種類は?」
「レストランやホテルの水はどうなってるの?」
などなど、シンガポール旅行で知っておきたい水の知識について解説します♪
・シンガポールの水:レストラン
・シンガポールの水:ホテル
・シンガポールの水:市販の水の種類
・シンガポールの水:文化
・シンガポールの水:どこからきている?
・シンガポールの水:水ついて学べる施設
シンガポールの水:水道水
シンガポールの水道水は、WHOが定める基準をクリアした安全できれいな水のため、そのまま飲むことができます。
日本の水道水と同じ軟水です。
日本と同様に塩素を使って殺菌していますが、シンガポールでは高度な技術を導入して塩素臭を抑えているので、シンガポールの水道水の方が飲みやすいかもしれません。
ただ、「飲める」というだけで、当然売られているミネラルウォーターに比べると美味しさはありません。
たくさん水を飲みたい場合は、水を買うのをおすすめします。
地元民も在住外国人も、水道水をそのままガブガブ飲む人は少数派で、浄水ポットを使う人やウォーターサーバーを自宅に設置する人が多いです。
ちなみに、シンガポールの水道水にはフッ素が含まれています。
シンガポール政府の方針で、国民の虫歯を予防するためにフッ素を入れているようです。
シンガポールの水:レストラン
シンガポールの多くのレストランでは、水は注文しないと出てきません。
レストランには、通常「アイスウォーター」と「ミネラルウォーター」の2種類があります。
アイスウォーターとはいわゆる水道水のことで、レストランによっては無料の場合もありますが、大抵は数十セント程度かかります。
アイスウォーターでも、外国人が多いきれいなレストランの場合は、浄水や煮沸してから出す店も多く、味はほとんど気にならないでしょう。
ミネラルウォーターを注文すると、氷が入ったコップとペットボトルの水が出されます。
氷は水道水で作られているところがほとんですが、水道水自体が飲めるので問題ありませんよ。
シンガポールで、水でお腹を壊すということはまずないのでご安心を!
また、シンガポール人は冷たい水を好まない人が多く、「ウォームウォーター」と言って、水道水を温めたものを頼むのも一般的です。
シンガポールの水:ホテル
シンガポールのホテルの多くは、各部屋にペットボトルの水が置かれています。
値段が書いていなければ、無料サービスの水です。
大抵の場合、エビアンやボルビックなどヨーロッパブランドの水は有料で、無料サービスの水とは別の場所に置かれているでしょう。
シンガポールの水:市販の水の種類
シンガポールのスーパーやコンビニで買える水の種類を紹介します。
水は基本的にどこでも売っていますが、コンビニでの販売価格はスーパーや個人商店の2倍以上することが多いので、気を付けてください。
ミネラルウォーター
ペットボトル入りのミネラルウォーターです。
スーパーでは500ミリリットル1本で¢50~¢80(約40円~64円)程度です。
メーカーの種類はあまり多くありません。
基本的にどの水でも味はほとんど変わりませんよ。
炭酸水
シンガポールでは炭酸水はあまり需要が無いのか、ほとんど種類がありません。
スーパーで見かけるのは、輸入品のペリエの瓶入りの炭酸水か、Schweppes の缶入り炭酸水程度です。
個人商店ともなると、炭酸水を置いているところは少ないです。
ペットボトル入りの炭酸水は、日本食材スーパーや高級スーパーにでも行かない限り、見かけることはありません。
クーリングウォーター
長細い小さめのボトルで売られているクーリングウォーターは、シンガポールやマレーシアで見かけるポピュラーな飲料水です。
なんと、原材料は水の分子を含む石こう!
伝統的な漢方の飲料水で、飲むと体を冷ます効果があるとされています。
体を冷ますことにより、発熱や歯痛を抑えることができるとのこと。
石こうが原料のそのお味は…なんてことはない、ミネラルウォーターとほとんど変わりません。
Three Leg Cooling Water というブランドが独占しています。
3本足のマークに、緑色のキャップが特徴的。
珍しいのでお土産にしてもいいかもしれませんね♪
白花蛇草水
Oldenlandia (和名:フタバムグラ)という植物から抽出したエッセンスが入ったハーブ水。
漢方の飲料水で、330ミリリットル缶のものが売られています。
ホーカーやフードコートのドリンクスタンドにもある定番の飲料水です。
微炭酸のこのハーブ水は、体の中の毒素を排出し、ほてった体を冷やしてくれる作用があるとされています。
シンガポールの水:文化
シンガポール人はとにかく水をたくさん飲みます。
年中暑いからという理由もありますが、特に中華系の人達は、水を飲むことで体調を整えるという意識が強いようです。
体調が悪い時はとにかく水を飲め、とよく言われます。
そのためか、シンガポール人のウォーターボトル(水筒)の持参率は非常に高く、常に水分補給をしています。
また、体を急激に冷やすこともあまり好まず、氷入りの飲み物を避けるシンガポール人も多いですよ。
シンガポールの水:どこからきている?
国土が小さく、水源となる川や湖がほとんどないシンガポールでは、隣国のマレーシアから水を購入しています。
ところが、マレーシアとは何度も水問題で衝突を繰り返しているため、シンガポール国内で水の自給自足を目指す事業が着々と進められています。
それは、雨水を有効活用できる貯水池を増やす、下水を再利用した水を作り出す、そして海水を淡水化する、というもの。
こういった事業を通してシンガポールは水処理の技術力を高め、今では水処理の分野で世界をリードするようになりました。
特に、下水を再利用して水を作り出す技術は、世界で高く評価されています。
シンガポールの水:水ついて学べる施設
シンガポールで人気の植物園、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの奥に、マリーナ・バラージという施設があります。
マリーナ・バラージは、マリーナ運河河口にある貯水池で、水の供給の他、シンガポールの水事情について学べる展示室や、レクリエーションなどに使われるスペースが併設されています。
大雨の際にはマリーナ・バラージにある9つある水門が開閉して、ダムが決壊しないように雨水を放出します。
本物の水門を間近に見つつ、ダムの大型模型を使って水門がどのように機能するのかデモンストレーションが行われています。
シンガポールの学校の社会科見学でよく使われる施設ですよ。
マリーナ・バラージの屋上には、広大な芝生スペースがあります。
マリーナベイサンズやガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、そして海を一望でき、地元民の憩いのスポットになっています♪
週末は、ピクニックを楽しむ家族連れや、凧揚げを楽しむ子供たちで賑わいます。
夜は敷地内の噴水や橋などがライトアップされ、周辺の夜景と共に楽しめるのでおすすめです!
まとめ
以上、シンガポールの水事情について解説しました。
シンガポールは周辺の東南アジア諸国と違い、水道水が飲めるので、水に対して過敏にならなくてもOK!
とにかく水をたくさん飲むシンガポール人。
皆さんも観光の際にはこまめな水分補給をお忘れなく!
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