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    シンガポールの英語シングリッシュとは?シングリッシュの特徴や代表的な単語・フレーズまで徹底解説!

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    シンガポール英語の「シングリッシュ」について解説します!他民族国家のシンガポールでは英語が公用語ですが、シンガポール人が話す英語は中国語やマレー語などの影響を強く受けていて、独特のアクセントや言い回しがとても多いです。イギリスやオーストラリア、アメリカなどの英語を母国語とする人達は、シングリッシュを理解するまで時間がかかるのだとか。一方で、日本人としては使いやすい用法や発音も多いですよ。短期間の旅行でも、知っていると便利なシングリッシュをご紹介します♪

    シンガポールの英語シングリッシュとは?シングリッシュの特徴や代表的な単語・フレーズまで徹底解説!

    こんにちは!シンガポール在住の旅行好きUmiです。

    今回は、シンガポールの英語・シングリッシュについてご紹介します。
    独特のアクセントや言い回しが多いですが、意外と日本人には分かりやすいかも?

    シングリッシュを使って地元民とのコミュニケーションを楽しもう!

    シンガポールの公用語

    02_工事現場では4公用語全てで表示
    02_工事現場では4公用語全てで表示

    多民族国家シンガポールの公用語は4つあり、英語のほかに、中国語、マレー語、タミール語があります。
    学校教育では、英語ともう1言語を習得することが義務付けられており、通常は、自分が属する民族の母国語を習います。

    中華系、マレー系、インド系、どの民族であっても英語は必須なので、ビジネスの場では英語が使われています。
    交通機関の標識も全て英語、街なかの広告もほとんどが英語ですよ。

    一方で、政府が発行する刊行物や、工事現場、電車内の注意事項などは、基本的には4公用語全てでの表示が義務付けられています。

    シンガポール国民のほとんどは、英語の映画を字幕無しで観れるほど英語が堪能ですが、一定の教育を受けてこなかった人や高齢者の中には英語を苦手とする人も多いようです。
    ホーカーやフードコートなどで働く人々はそういった人が多く、英語が通じない場合も時々あります。

    また、中国本土から出稼ぎにやってくる人も多いため、中華レストランなどでは全く英語を話せないスタッフも珍しくありません。

    シンガポール英語・シングリッシュって何?

    マレーシア中華のフードコート
    マレーシア中華のフードコート

    シンガポールで話されている英語は、シングリッシュと呼ばれています。
    他民族国家シンガポールでは、違う母国語を持った人達が英語を話すので、もそれぞれの言語から(特に中国語とマレー語)影響を受けて、独自に進化した英語が出来上がったのです。

    シングリッシュは世界的にも有名で、なんとシングリッシュの辞書もあるほど!

    シンガポール英語・シングリッシュの特徴

    シングリッシュをモチーフにした雑貨
    シングリッシュをモチーフにした雑貨

    シングリッシュは、いわば強い訛りの英語なので、慣れないと聴き取りづらいです。
    英語に堪能な人ほど、シングリッシュが聴き取れないというのは珍しいことではありません。
    逆に、英語が苦手な人の方が簡単に理解できるかもしれませんよ♪

    ①発音

    シングリッシュでは、よく語尾の子音が抜け落ち、長音が省略されることがあります。

    例えば、「Car Park」は「カッパッ」、「Cut Cake」は「カッケッ」などと発音されます。
    また「th」の発音が「t」や「d」に変化し、「Think」は「ティンク」、「Thank you」は「テンキュー」のように発音します。

    ②文法

    シングリッシュでは、文法を簡略化し、語順を逆にする傾向があります。
    タクシーを利用すると、運転手に「You go where?」と聞かれるかもしれません。
    これは正しい文法だと「Where do you want to go?」なのですが、かなり簡略化されていることが分かります。

    単語を並べれば通じる、という点では、英語が苦手な人には分かりやすい用法かもしれませんね。

    ③文末

    中国語からの影響で、文末に中国語のような音をつけることがあります。

    代表的なのは「Lah(ラー)」。
    「~だよね」「~ね」といった意味で使われることが多く、「OK, lah!(大丈夫)」はとても有名なフレーズ。

    在住外国人も、シンガポールに親しみを込めて「オッケーラー」を真似して使っていますよ♪

    シンガポール英語・知っていると便利なシングリッシュ

    列を意味するQjpg
    列を意味するQjpg

    旅行者でも知っていると便利なシングリッシュをご紹介します。
    買い物時、食事注文時、タクシー利用時など、使えるシーンは多いはず!

    ①「Can」

    「~できる」という意味の「can」は正しい文法では主語が必要ですが、シンガポールでは「can」のみを多用するのです!
    発音はそのまま、「キャン」です。

    「6pm, can?(6時でいい?)」「Can, can(大丈夫!)」や、「Discount, can?(まけてくれますか?)」「Can, can!(いいよ)」という風に使われます。

    何かできるか聞くときは単語+語尾に「キャン?」をつけ、できると返事する時は「キャンキャン」と答えましょう♪
    逆にできないときは、「キャンノット!」と使います。

    ②「No need」

    「必要ありません」と言うときに「I don’t need」を変形させた「No need」が良く使われます。
    発音は「ノッニッ」または「ノーニー」のように聞こえます。

    似た意味で「I don’t want」を短縮した「don’t want」も良く使われますよ。
    こちらは「ドンワン」と発音されます。

    買い物時、お店の人に欲しくないものをすすめられた時などに使えるフレーズです!

    ③「Q」

    そのまま「キュー」と読みます。
    「Q」は英語の「queue(列、列を作る)」を簡略化した表記で、「Q starts here(ここに並んでください)」という表記がレストランなどでよくありますよ。

    シンガポール英語・シングリッシュの面白い単語

    マカンから由来するマカンスートラという名前のホーカー
    マカンから由来するマカンスートラという名前のホーカー

    シングリッシュには面白い単語がいくつもあります。
    本来の英語の意味とは違う意味で使われていたり、そもそも英語でない単語も多いですよ。

    ①「Alamak!」

    もともとは、マレー語の「Allah(神)」と「Emak(母)」が混ざって出来た単語なのですが、「アラマ」と読みます。
    おもしろいことに、日本語の「あらま!」と意味も発音も同じなんです!

    ②「Makan」

    そのままアルファベット読みで「マカン」と発音します。
    「食べる」という意味のマレー語ですが、シングリッシュとしてもよく使われています。

    食事全般を指しますが、どちらかというと間食や、夜食などを指すときに使われることが多く、在住者の間でも「これからマカン行く?」のように使われることも。

    シンガポール英語・覚えておきたい飲み物に関する単語

    ドリンクのメニュー表
    ドリンクのメニュー表

    シンガポールのコーヒーと紅茶は、ミルクの有り無し、砂糖の有り無し、さらには氷を入れるかどうかまで細かく注文方法が分かれています。
    そして、それらを示す単語はマレー語発祥のものが多く、ホーカーやフードコートではメニューが表示されていないことも多いので、単語を覚えておくと便利です。

    まず、大前提としてコーヒーはKopi(コピ)、紅茶はTeh(テ)と呼びます。
    そこにコンデンスミルク、エバミルク、砂糖、氷の有り無しを単語でつけるのです。

    O(オー)= コンデンスミルク無し
    C(シー)= エバミルク入り
    Kosong(コソン)= 砂糖無し
    Peng(ピン)= 氷あり

    冷たいコーヒーまたは紅茶が欲しい場合は、最後に「Peng(ピン)」をつけましょう。
    「アイス」と言っても通じます。

    シンガポール英語・シングリッシュで気をつけたいこと

    中華系の店員が多いホーカー
    中華系の店員が多いホーカー

    シンガポールは国民の約7割以上が中華系なので、必然的に中国語の影響が多く見られます。

    中国語でもそうですが、聞き返すときに「あ?」と言う人が多いです。
    日本人は、「あ?」と言われると、無礼でけんか腰と受けとりがちですが、これは日本語だと「え?」というニュアンスにすぎません。

    特に、ホーカーやフードコートなどで注文する際に「あ?」と言われることがあるかもしれませんが、不必要に腹を立てないように!

    まとめ

    以上、シンガポールの英語・シングリッシュについて解説しました。

    旅行者でも、シングリッシュを使ってお店の人と会話をすると、きっと喜ばれるはず♪
    シングリッシュを理解してシンガポール旅行を楽しもう!

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