こんにちは!
九份が好きすぎて、さらにカフェも好きすぎるライターのKAZUOです。
九份では、雰囲気が良かったので阿妹茶樓で1日に2回もお茶してしまいました!
今回は、台湾の九份について特集します!
九份は筆者もとても好きな場所なのでワクワクしています。
特に、夕方の九份はとても素敵なんですよ♪
ぜひ皆さんにも九份を好きになっていただければと思います!
- 歴史
- 人気の秘密
・九份:千と千尋の神隠しのモデル?
・九份:アクセス
- 電車でのアクセス
- バスでのアクセス
- タクシーでのアクセス
・九份:人気スポット&見どころ
- 九份のメインストリート基山街(キサンガイ)
- 美しい景気が連なる坂道豎崎路(スゥチールゥ)
- 九份観光のクライマックス阿妹茶酒館
・九份:ツアー情報
- 夜の九份・夜の十分(天燈上げ)2大観光スポットの魅力を体感できるナイトツアー
- 夜の九份・台北市内・饒河街夜市ツアー
- 朝の九份ツアー(空港送迎付き)
・九份:合わせて訪れたいスポット
- 台北市内
- 十分(シーフェン)
- 猴硐(ホウトン)
九份ってどんなところ?
今では世界中から観光客が集まる大人気スポットとなった九份(きゅうふん)。
台湾に行くならぜひ訪れたい場所です。
台北からローカル線で向かう小さな村、九份の歴史と人気の秘密をひも解いてみましょう。
歴史
九份の地名は「開拓した土地を9人で分ける」という意味に由来します。
19世紀末までは小さな村だった九份ですが、金脈が発見されたことによってゴールドラッシュが起きます。
今の街並みはゴールドラッシュの末期、日本統治時代に出来上がったものが中心です。
人気の秘密
急速に過疎が進んだ九份ですが、ある映画をきっかけに一躍注目を浴び、世界でも有数の観光名所へと変貌を遂げます。
九份が再注目をされたきっかけとなった映画が、1989年公開の『悲情都市』。
『悲情都市』は台湾ではタブーとされていた二・二八事件を題材にし、その年のヴェネツィア映画祭金獅子賞を受賞しました。
日本統治時代の街並みを再現するためロケ地として選ばれたのが九份なんです。
『悲情都市』は台湾国内で空前の大ヒットとなり、以来その美しい街並みが台湾内外に知られるようになりました。
九份:千と千尋の神隠しのモデル?
九份の人気を加速させたのが、日本アニメ映画史上最大のヒット作品『千と千尋の神隠し』です。
『千と千尋の神隠し』でストーリー上重要な場所となる湯屋、油屋(あぶらや)。
湯婆婆が八百万の神をもてなす油屋に、千尋が迷い込んでストーリーが展開されていきます。
この油屋のモデルとなったのが、豎崎路(スゥチールゥ)にある阿妹茶酒館(アーメイチャージョウグァン)と言われています。
スタジオ・ジブリは否定も肯定もしていませんが、茶館としては公然と打ち出しており、それが日本国内で九份ブームを加速させました。
実際に行ってみると油屋のモデルであるか否かとは全く関係なく、そのノスタルジックな雰囲気に圧倒されることでしょう。
九份:アクセス
九份は台湾の北部、台北市東部にあたる新北市瑞芳区にあります。
九份へはほとんどの場合、台北から向かうことになるでしょう。
ここでは台北から電車、バス、タクシーの3通りでアクセス方法をまとめてみました。
電車でのアクセス
台北市内から電車で九份に向かう場合は、台鉄「台北駅」からの出発となります。
台鉄TRAにて最寄りの瑞芳(ルイファン)駅まで特急で約40分。
各駅停車でも約50分と比較的近く、料金も50~80元(約180〜280円)程度と経済的です。
切符は自販機でも購入できますが、初めての場合判りにくいので窓口の購入がおすすめ。
「ジォウフェン!」といえば後はいろいろ教えてくれます。
瑞芳駅からはバスかタクシーを利用します。
バスは台北市内から来るので込んでいることも多く、タクシーを使う事も考えておきましょう。
ちなみに筆者のおすすめは、こちらの電車でのアクセスです。
悠遊カードというICプリペイドカードを使うと値引き特典があります。
また、九份の最寄り瑞芳駅から平渓線に乗り換えて、車窓からののどかな景色を楽しむのも素敵な思い出になります。
ランタンで有名な十分(シーフェン)へゆくのも平渓線が便利。
時間と効率を考えて旅のプランを練ってください。
バスでのアクセス
台北市内からバスを利用して九份に向かう場合は二通りの経路があります。
1つ目は、台北駅からMRT板南線で一駅の西門駅から高速バスを使う方法です。
2018年に開通した高速バス965路線に乗り、約1時間半で九份老街へ。
車内は充実の設備なので、快適に移動できます。
お値段は片道90元(約320円)です。
2つ目は、忠孝復興駅から「台北1062金瓜石」行きバスを利用する方法です。
忠孝復興駅は台北駅からMRT板南線で3駅です。
SOGO付近のバス停から乗車します。
お値段は115元(約410円)。
尚、運転は基本的に荒いので乗り物に弱い方は酔い止めなどの準備をしておきましょう。
タクシーでのアクセス
台湾は交通機関の料金が安い事も魅力なので、市内からタクシーを使うのも便利。
お値段は約1000元(約3,550円)となりますが、複数名で乗ればそれ程の負担にはなりませんね。
また、電車でのアクセス時にも瑞芳駅からバスかタクシーを利用することを考えると効率はいいのではないでしょうか?
九份:人気スポット&見どころ
九份を散策するなら必ずチェックしておきたい人気スポットがあります。
ノスタルジックな街並みを3つのエリアに分けてご紹介しましょう!
九份のメインストリート基山街(キサンガイ)
基山街は九份散策のスタート地点です。
九份老街バス停近くのセブンイレブン脇にある「舊道口」から、豎崎路(スゥチールゥ)へ抜けるアーケード街です。
基山街の両サイドには飲食、雑貨、アクセサリーショップがびっしりと軒を並べ、たくさんの観光客でいつも賑わっています。
少し薄暗い基山街を抜けて坂道が続く豎崎路へ抜け出る瞬間はまさに「千と千尋の神隠し」のオープニングシーンのよう!
実際には400メートル程度の長さですが、見どころ満載なので気が付くと意外と時間が過ぎていることに驚きます。
こんなところも少しタイムスリップ感覚ですね♪
美しい景気が連なる坂道豎崎路(スゥチールゥ)
九份の象徴ともいえる赤い提灯が、基山街から豎崎路まで無数に繋がっています。
夕方になると赤い提灯に明りが灯り、街は美しくライトアップされます。
この時間になると観光客の数もピークとなり、豎崎路は一方向にしか動けない位に混み合います。
少し早めの時間から散策を始めて、お土産などの買い物などひと通り済ませておくことをおすすめします。
陽が落ちたら街並みをゆっくり楽しむプランを頭に入れておきましょう。
九份観光のクライマックス阿妹茶酒館
基山街進み豎崎路にあたると左手が昇り、右手が降りの階段になっています。
左に進むと海の眺望が広がる撮影スポットがあるので、ここは押さえておきたいところです。
降り方面へ進むと九份観光のクライマックス、阿妹茶酒館が右手に見えてきます!
元々は金鉱工場だった場所をリノベーションしました。
スタジオ・ジブリ映画『千と千尋の神隠し』で、湯婆婆の油屋のモデルとなったお店として大人気となっています。
阿妹茶酒館では台湾の伝統的な茶芸だけでなく、食事を楽しむことも出来ます。
またテラス席からは海を見渡すことができるので、天気が良い日は席が空いているか必ず確認しましょう。
普通に訪れると必ず待ちますでの、入店するなら時間に余裕を持って訪れて下さい。
赤い提灯と美しくライトアップされたノスタルジックな風景♪
その時間帯には阿妹茶酒館で過ごすのがおすすめ。
豎崎路を降りきると台北行きのバス停の前に出ます。
最終のバスは21時台ですが、とても混み合うのでそんな点も計算しておくとよいでしょう。
九份:ツアー情報
九份を楽しむための台北発のツアーはたくさんあります。
その中でもお進めのプランをいくつかご紹介します。
旅行会社よりも、「訪問するスポット」と「滞在時間」をチェックしてください。
夜の九份・夜の十分(天燈上げ)2大観光スポットの魅力を体感できるナイトツアー
美しい夜の九份と十分でのランタン上げを楽しむことができる人気ツアーです。
半日でのプランなので、さらにオプションを付けて効率的に楽しめます。
お値段は、日本語ガイド付きで約7,000円からが相場です。
夜の九份・台北市内・饒河街夜市ツアー
十分を外して市内観光と九份ナイトツアーを合わせたプランです。
初めて台湾に行くなら見どころが一通り網羅されていて便利ですね。
それぞれのスポットに滞在する時間が短くなるので、近隣はフリーの日にゆっくり再度足を運ぶという手もあります。
こちらも日本語ガイド付きで約9,000円前後で参加できます。
朝の九份ツアー(空港送迎付き)
このプランは帰国日の午前中を有効に使って九份を訪れるプランです。
フライトに合わせて空港に送迎してもらえるので安心です。
最終日がフリーの場合はとくに時間の使い方が難しいのでおすすめです。
夕景は見られませんが、日本統治時代に出来上がった街並みをじっくり見たい方は要検討です。
九份:合わせて訪れたいスポット
九份との組み合わせツアーを紹介しましたが、合わせて訪れたいそれぞれの観光地の見どころも整理しておきましょう。
台北市内
台北市内は、台湾旅行ではメインとなる場所です。
旅行の前半に市内を巡りながら、後でもう一度訪れるところを決めたり、事前に考えていたスポットを外すこともできます。
台北はコンパクトな街ですが、故宮博物館のように入館したら一定の時間がかかる見どころスポットもあります。
効率的に回れるところはプランを上手く使いたいところです。
十分(シーフェン)
台北からの考えると十分は九份よりさらにローカルなスポットです。
十分は願い込めたランタン上げの体験ができる人気のスポット。
十分では筆で願いを書いたランタンを線路の上から空に放つ貴重な体験が出来ます。
同じ方角なので、十分と九份を1日で巡る組み合わせは最良のプランと言えます。
・【台湾】台北から日帰りで行ける十分の魅力!ランタン上げ&台湾のナイアガラ「十分瀑布」
猴硐(ホウトン)
猫がたくさんいる村として女子注目のスポットが猴硐です。
2010年前後に観光客のSNS投稿から注目されるようになり、2013年には米CNNに「世界の6大猫スポット」として紹介されました。
この地域には100匹以上の猫がいるといわれ、餌やりも楽しめます。
猴硐は平渓染線で九份から一駅なので、組み合わせて訪れたいですね。
まとめ
ノスタルジックな街並みが大人気の九份、そのすべてを紹介してきました。
台湾を訪れるならぜひ世界的に注目の街並みを観て、体感してください。
『千と千尋の神隠し』の世界観にしばし浸り、日常を忘れることも旅の醍醐味ですね。
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