旅行好きなイシジマです。
旅行中毒が止まりらないこの頃…暇さえあればどこいこう、今度はあそこにいこう、とにかく出かけることで頭がいっぱいです!
今回は、浅草寺についてご紹介します。
雷門や仲見世通りだけじゃない、浅草寺の魅力をお届けします♪
- 聖観世音菩薩はどんな仏様なの?
・浅草寺:境内
- 雷門
- 仲見世
- 宝蔵門(仁王門)
- 本堂(観音堂)
- 影向堂(ようごうどう)
- 薬師堂・淡島堂
- 銭塚地蔵堂
- 五重塔
- 二天門(にてんもん)
- 伝法院(でんぼういん)
- 鎮護堂(ちんごどう)
- 弁天山(べんてんやま)
- 駒形堂
- 待乳山聖天(まつちやましょうでん)
- 遍照院(へんじょういん)
- 新奥山(しんおくやま)
・浅草寺:御朱印
・浅草寺:年間イベント
- 新年大祈禱会(しんねんだいきとうえ):元旦~1月7日
- 節分会:2月の節分
- 本尊示現会(ほんぞんじげんえ):3月18日
- 獅子舞(年5回)
- 仏生会・花まつり(ぶっしょうえ・はなまつり):4月8日
- 四万六千日・ほおずき市(しまんろくせんにち):7月9日・10日
- 御宮殿御煤払・御宮殿開扉法要(ごくうでんおすすはらい・ごくうでんかいひほうよう):12月12日・13日
- 除夜の鐘:12月31日
・浅草寺:アクセス情報
浅草寺:歴史
浅草寺の歴史は飛鳥時代(628年)にさかのぼります。
檜前浜成・竹成(ひのくまのはまなり・たけなり)という兄弟が今の隅田川で漁業をしていたところ、1体の観音様が網にかかったところから始まります。
この観音様が浅草寺の本堂に祀られる「聖観世音菩薩」でした。
その後、土師中知という土地の長に観音様が引き取られ、自宅に観音堂を作りました。
ところが人々が参拝にくるようになり、観音様がお怒りになったようで、大化元年(645年)に観音堂修繕のために立ち寄った本勝海上人という僧侶のまえに現れ「みだりに拝礼はするな」と告げたそうです。
それ以来、堂が建てられ、観音様は厨子(本堂の中にある御宮殿)に置かれることとなりました。
聖観世音菩薩はどんな仏様なの?
本堂に祀られている聖観世音菩薩は、生きるすべてのものを救うために現れた仏様です。
人間だけでなく、世に生きる生き物の願いを聞いて安楽を与えてくださいます。
聖観世音菩薩は手や顔がいくつもあるような人間離れした様相ではなく、人間の姿をして現れるそうです。
本堂に祀られる聖観世音菩薩も人の姿をしているのが特徴です。
浅草寺:境内
観音様を祀って以降、浅草の地は聖地として発展しました。
そうしてできた境内にはたくさんの見どころがあるので紹介していきたいと思います。
雷門
浅草寺の総門である雷門は天慶5年(942年)に建てられました。
浅草の雷門は写真スポットとしても有名です!
正式名所を「風雷神門」といい、風神・雷神を崇めるために作られました。
風水害を除け、衆生を守り助けるために祀られ、風雨順時と五穀豊穣の祈りも込められています。
ちなみに、雷門の北の間(風雷神像の背後)には天龍像と金龍像が安置されています。
天龍と金龍は水を司る龍神で、浅草寺にくる仏教徒を守護する神々です。
仲見世
仲見世は、浅草寺の表参道です。
雷門をくぐってすぐにある通りにはお店が並んでいます。
観光スポットとして活気にあふれていますよ♪
仲見世は日本で最も古い商店街のひとつで、今も変わらずおもちゃ・菓子・お土産などを売っています。
お土産を買ったり、人形焼などの食べ歩きをするのにおすすめです!
宝蔵門(仁王門)
仲見世通りを歩いていくと見えてくるのは、宝蔵門(仁王門)です。
朱塗りの宝蔵門には平公雅(平安時代の武将)が武蔵(武蔵国:東京都、埼玉県と神奈川県東部)を守る役目に補任され、その祈願成就のために建てられました。
宝蔵門にある仁王像ですが、諸悪を断ち切り健康を祈る神様だそうで、門にまで神様がいるなんて不思議ですね。
本堂(観音堂)
観世音菩薩を祀る本堂は、長い歴史のなかで幾度も被災し再建されてきました。
現在まで、なんと20回近く再建されているそうです。
直径4.5mの大提灯が掛かる入口をくぐると、中に御宮殿(観世音菩薩を祀る場所)があります。
御宮殿の左右には梵天と帝釈天の立像があり仏教の神様です。
その他にも不動明王、愛染明王があり、この2体は仏教を象徴する像で込められている意味も違うそうです。
影向堂(ようごうどう)
本堂の北西に建つ影向堂は、平成6年(1994年)に浅草寺の創設者・浅草寺中興開山慈覚大師円仁様の1200年目のバースデーを記念して建てられました。
干支ごとの守り本尊9体(影向衆)と七福神の大黒天が祀られています。
影向堂は朱印所があり、参拝証としてご本尊の聖観世音菩薩と大黒天のご朱印がもらえます。
薬師堂・淡島堂
薬師堂には薬師如来が、淡路堂には無限の寿命を持つ女人守護が祀られています。
銭塚地蔵堂
商売繁昌のご利益があり、塩を奉納して祈願すると財福のご利益があるといわれています。
2019年10月に再建工事が終了します。
五重塔
本堂から西南の位置にある五重塔は、天慶5年(942年)に作られました。
五重塔にはスリランカのイスルムニヤ寺院から来た聖仏舎利(釈迦の遺骨)が収められています。
何故スリランカにある寺院が浅草寺に関係しているかというと、紀元前3世紀にできたイスルムニヤ寺院の維持に浅草寺が協力しているからだそうです。
浅草寺は同じ仏教を守るものとして五重塔の塗り替えに協力しています。
イスルムニヤ寺院は浅草寺との親交のために、寺院に祀られていた釈迦の骨を浅草寺に送ったのかもしれません。
国境を超えて協力するなんて慈悲深いですね。
二天門(にてんもん)
本堂より東にある二天門は、国の重要文化財に指定されています。
慶安2年(1649年)に建てられ身を守る神様を左右に置いていることから、随身門とも言われています。
伝法院(でんぼういん)
仲見世の西側ある庭園で庭園の中には大池泉があります。
庭園は国の重要文化財に指定されています。
鎮護堂(ちんごどう)
狸がたくさん住んでいたその昔、狸を大事にするようにとできたのが鎮護堂になります。
当時浅草寺は狸のいたずらに困っていましたが、当時の住職の夢にほこらを建てて保護してくれれば火災から守り永く繁栄させるという狸のお告げがあったそうです。
そして明治16年(1883年)鎮護堂が作られました。
火除け・盗難除け・諸芸上達にあやかれます。
弁天山(べんてんやま)
本堂の南東にある弁天山は、七福神の弁財天が祀られている「関東の三弁天」の1つです。
毎朝6時には撞が鳴らされ、大晦日には新年を告げる「除夜の鐘」が鳴らされます。
駒形堂
駒形堂はいろいろ説があるお堂で、観世音菩薩が隅田川から見つかった場所ともいわれています。
まさに浅草寺始まりの地とも言われています。
昔は駒形堂の前に今の雷門があったそうです。
待乳山聖天(まつちやましょうでん)
大根まつりで有名な待乳山聖天は浅草寺の北東、隅田川近くにあります。
浅草寺の境内から離れていますが、浅草寺の支院のひとつです。
待乳山聖天には、大根と巾着が縁深いものになっています。
大根は身体健全、夫婦和合、巾着は財福の功徳を表わしたものとされ、特に大根は心身を清浄にする聖天様へのお供物とされています。
毎年1月7日には大根まつりが行われます。
遍照院(へんじょういん)
浅草寺の北東にある浅草寺の支院のひとつで、待乳山聖天と同じく浅草寺境外にあります。
葛飾北斎ゆかりの支院で境内西側にある「狸長屋」という長屋にはかつて葛飾北斎が住んでいたそうです。
狸長屋が葛飾北斎の終の住み処であり、そこで亡くなったとされる場所です。
新奥山(しんおくやま)
今でいう新宿、渋谷のような歓楽地が当時新奥山にあったそうです。
新奥山には、かつて浅草の娯楽を支えた人びとの記念碑が建てられています。
演劇、映画、書道、絵画などエンタメに貢献した人の名前が書かれています。
これだけ見ても浅草寺にはたくさんの観光スポットがあります。
1日かけて楽しめそうですね♪
浅草寺:御朱印
浅草寺でも御朱印がもらえます。
受付時間は8:00~17:00で、申し込み場所は影向堂になります。
そして浅草寺では2つの御朱印があり、本尊の御朱印と七福神の大黒天様の御朱印があります。
値段はどちらも300円です。
浅草寺は観光客でにぎわうスポットなので、御朱印所も混雑しています。
もらいたい方は時間に余裕をもって、ぜひ2つゲットしてくださいね♪
浅草寺:年間イベント
浅草寺では1年を通してさまざまなイベントが行われています。
特別な日ですので、ぜひ参加されてみてくださいね。
新年大祈禱会(しんねんだいきとうえ):元旦~1月7日
元旦から7日に限り行われる祈祷会は大勢の人でにぎわいます。
元旦から7日までは開運厄除札や愛染宝弓が授与できます。
正月中の仲見世も正月飾りで彩られ、より賑やかになります♪
節分会:2月の節分
厄払いを行なう特別な日として、本堂で豆まきをして悪鬼を払います。
浅草寺の豆まきは変わっていて、観音様の前に鬼はいないことにちなみ「鬼は外」とは言わず、「千秋万歳福は内」と言って豆まきをするそうです!
節分会では七福神の舞も見ることができますよ。
本尊示現会(ほんぞんじげんえ):3月18日
浅草寺の観音様が3月18日に現れたことから、毎年3月18日にお祝いをしています。
住職が総出で伝法院~仲見世を通り、本堂までを練行列で歩かれたり、境内で勇壮華麗な「金龍の舞」が奉演されたりします。
また当日に限り、「紅札」と呼ばれる赤い祈祷札が受け取れます。
獅子舞(年5回)
・白鷺の舞(4月第2日曜日)
・金龍の舞(5月三社祭)
・白鷺の舞(11月3日)
・金龍の舞(3月18日・10月18日)
境内で行われる金龍獅子舞と白鷺の舞を見ることができます。
仏生会・花まつり(ぶっしょうえ・はなまつり):4月8日
仏教の開祖であるお釈迦さまが生まれた日でありお祝いする行事です。
綺麗な花に囲まれる日で、境内や参道の各所では甘茶の無料でもらえるので終日多くの参拝者で賑わいます。
四万六千日・ほおずき市(しまんろくせんにち):7月9日・10日
夏の風物詩である縁日です。
ほおずきの実を水で飲めば大人は癪(なかなか治らない持病)を切り、子供は虫気(腹の中にいると考えられた虫による腹痛など)を去るという信仰があった当時、ほおずきを求める人で賑わったのがはじまりとされています。
ほおずき市も人気イベントで参拝者が多数あつまります。
御宮殿御煤払・御宮殿開扉法要(ごくうでんおすすはらい・ごくうでんかいひほうよう):12月12日・13日
年末の大掃除日で新年を迎える準備を始めます。
この日はいつも閉められて見られない本尊を見ることができます。
除夜の鐘:12月31日
大晦日境内は参拝者で埋まるほど人が集まるイベントです。人間の108の煩悩を除くため、鐘を108回鳴らします。
浅草寺:アクセス情報
浅草寺に行くには電車が便利です。
東京メトロ銀座線:浅草駅より徒歩5分
つくばエクスプレス:浅草駅より徒歩5分
都営地下鉄浅草線:浅草駅A4出口より徒歩5分
浅草寺周辺にはコインパーキングがいくつかありますので、車でアクセスも可能です。
まとめ
年間約3000万人もの参拝者が訪れる人気スポット浅草寺について紹介しました。
病気予防や健康増進にあやかれる線香浴びたり、仲見世通りの絶品スイーツなどを食べたり浅草寺は見ても食べても楽しめるスポットです。
ぜひ浅草寺に遊びにいってみてくださいね。
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