こんにちは!
オーストラリアへ4年間在住していました、シホです。
今回は、オーストラリアの人気観光スポット「エアーズロック」について紹介します。
エアーズロックへの旅行を考えている人はぜひ参考にしてみてください!
・エアーズロック:2019年、登山禁止が決定
・エアーズロック:行き方(アクセス)
・エアーズロック:おすすめの時期
・エアーズロック:宿泊方法
・エアーズロック:服装
・エアーズロック:注意点
エアーズロック:基本情報
エアーズロックは、オーストラリアのほぼ中央に位置する岩で、ノーザンテリトリーのウルル・カタ・ジュダ国立公園内に存在します。
エアーズロックは、西オーストラリア州にあるマウントオーガスタスに続き、世界で2番目に大きい1枚岩です。
その大きさは周囲が約9.4km、海抜863m、地上からの高さが346mです。
エアーズロックの別名は「ウルル」で、先住民のアボリジニの人々によって名づけられました。
エアーズロックはアボリジニの人々にとって神聖なところで、なんと今から約1万年以上も前にエアーズロックに住み着いたと言われています。
エアーズロックの岩には今でもところどころ、アボリジニの人々が遺したアートが残っています。
1987年には、世界複合遺産にも登録されました。
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エアーズロック:2019年、登山禁止が決定
エアーズロックの登山は、2019年10月26日をもって禁止になりました。
先ほど紹介したように、もともとエアーズロックは先住民アボリジニの人々の聖地で、アボリジニの人々は登山を禁止してほしいと要請をしていました。
議論が続く中、オーストラリアの観光業との兼ね合いから、政府はなかなか禁止をしませんでしたが、2019年、ついに登山禁止が定められました。
登山禁止の背景には他の理由もある⁉
エアーズロックの登山禁止の理由は、アボリジニの人々の意思を尊重するというのが一番の理由ですが、実は他にも登山禁止になった背景があります。
それが、観光客によって捨てられるゴミ問題、そして登山による死亡事故です。
実はエアーズロックでは、1950年代以降に少なくとも37人が登山中に亡くなっていて、2018年には日本人観光客の男性も1人、登山中に亡くなりました。
このような事故や、観光客による環境破壊なども考慮された上で、登山禁止が決まったと言われています。
登山禁止でもエアーズロックへ行く価値はあるのか
さて、エアーズロックの登山が禁止されたところで、行く価値はあるのでしょうか?
エアーズロックは、登山をしなくても充分楽しめるスポットです。
エアーズロックが美しいのはもちろん、その周りの様子も感動もので、日本では決して見ることができない広大な赤茶けた大地が永遠に続きます。
朝陽と共に見るエアーズロックや、夜の満点の星空など、登山ができなくても行く価値は充分にあります。
エアーズロック:行き方(アクセス)
エアーズロックへのアクセス方法を紹介します。
エアーズロックは多くの観光客が憧れるスポットであることと同時に、非常に不便な場所にあることは間違いありません。
費用や時間を考慮すると、少々難易度の高い旅行先と言わざるを得ませんが、それでもいくつかアクセス方法のオプションはあります。
エアーズロックはシドニーやケアンズなどとは離れたオーストラリアのど真ん中にあるので、基本的に最寄り空港の、エアーズロックコネラン空港へ行く必要があります。
シドニー、メルボルン、ケアンズ、ブリスベン、アリススプリングからそれぞれ飛行機が発着しています。
その中でも難易度が低い行き方、一番早い行き方、そして費用を抑えたい場合のアクセス方法を紹介します。
◆簡単な行き方
日本からエアーズロックへ行くのに一番難易度が低いルートは、ケアンズを経由する方法です。
フライトの本数が多いだけでなく、ケアンズには日本人観光客が多いので、空港でも日本語のサービスを見つけやすいです。
◆最短での行き方
日本からエアーズロックへ行く場合、成田空港からシドニー経由でエアーズロック空港に行く方法が一番早い方法です。
このアクセス方法だと、成田空港を夕方の19時頃に出発して翌日のお昼過ぎにはエアーズロック空港に到着しています。
シドニーの観光後に、シドニーから1泊2日で行けるエアーズロックのツアーなども出ているのでチェックしてみてください。
◆もっとも安い行き方
できるだけ費用を抑えたい場合、セールを見て安い航空券やパッケージプランを買う方法が一番です。
航空会社や旅行会社はオフシーズンになるとツアーやフライトの料金を下げるので、細めにチェックをして安くエアーズロックへ行ける日で予約しましょう。
もしくは、アリススプリングまでフライトで行くと、長距離バスのグレイハウンドが運行しているので、この長距離バスでエアーズロックへ行く方法もあります。
時間に余裕がある人はこの方法もおすすめです。
◆ツアーに参加するのもおすすめ
エアーズロック空港の周辺は、バスなども限られています。
初めての旅行で不安な人などは、ツアーに参加するのもおすすめです。
シドニー発のツアーだと、1泊2日ホテル付で5万円から8万円前後で予約することができます。
エアーズロック:おすすめの時期
エアーズロックにおすすめの時期は、寒暖差が比較的緩やかになる、オーストラリアの春と秋のシーズンです。
3月〜6月、9月〜11月頃がおすすめのシーズンです。
エアーズロックはオーストラリアのほぼど真ん中の乾いた地帯にあるので、寒くても暑くても過ごしづらくなります。
特に真夏は日中の最高気温が50度まで上がったこともあるほどの熱さになるので、夏休みを利用して行く場合、熱中症対策をきちんとして行きましょう。
冬は最低気温が5度前後になるので、冬服が必要になるだけでなく、キャンプをしたり、エアーズロックの朝陽を見るために早朝に出かけるのが難しくなります。
そのため春もしくは秋がエアーズロックを訪れるのにおすすめのシーズンです。
エアーズロック:宿泊方法
エアーズロック周辺に宿泊する方法は、大きく分けて2つあります。
ホテルに宿泊する方法と、キャンプ場に宿泊する方法です。
今回は、
・エアーズロック周辺のホテルを5つ
・特別な旅行に利用したいリゾートホテル1つ
・キャンプ場
の情報をまとめました。
ホテルは限られているので、ツアーに参加せず自分で予約する場合は、フライトと同時に予約することをおすすめします。
【周辺ホテル】セイルズ・イン・ザ・デザート
セイルズ・イン・ザ・デザートは、エアーズロックリゾート内にある高級なホテルです。
ホテルは客室を含め様々な場所にアボリジニ芸術の装飾がされています。
ホテル内にはレストラン、プール、コインランドリーなどの施設が充実しています。
日本人宿泊者も多いため、日本語が分かるスタッフが常に駐在しています。
【周辺ホテル】ザ・ロスト・キャメル
ザ・ロスト・キャメルは、2018年7月にオープンした新しい宿泊施設です。
現代的なブティックスタイルのホテルで、スタイリッシュな内装です。
エアーズロックからわずか20分ほどの場所に立地していて、スーパーなども近くにあるのでとても便利です。
ホテルの滞在客は無料で空港送迎サービスを利用することができます。
【周辺ホテル】デザート・ガーデンズ・ホテル
デザート・ガーデンズ・ホテルは、エアーズロックリゾートの入り口にあるホテルです。
大きなホテルで、スタンダードルームとデラックスルームから選ぶことができます。
スタンダードは比較的安めに宿泊できます。
デラックスルームの部屋からはエアーズロックを見ることができる部屋もあります。
【周辺ホテル】エミュー・ウォーク・アパートメント
エミュー・ウォーク・アパートメントは、アパートメントタイプのホテルで、キッチンなどの設備がついています。
エアーズロック周辺のレストランなどは比較的高めなので、近くのスーパーで食材を購入して調理できるのは嬉しい点です。
EMU WALK APARTMENTは、費用を抑えたい人におすすめの宿泊施設です。
【周辺ホテル】アウトバック・パイオニア・ホテル&ロッジ
アウトバック・パイオニア・ホテル&ロッジは、エアーズロックリゾートの中に立地しているホテルです。
他のホテルに比べるとエアーズロックやスーパーから少し離れた場所にあるので、移動にはシャトルバスが必要となります。
ホテルはプライベートルームからドミタリ―のお部屋まであり、ドミタリ―のお部屋だとリーズナブルな価格で宿泊ができます。
【リゾートホテル】ロンギチュード 131
金銭的に余裕があり、エアーズロックで特別な時間を過ごしたい!という人には「Longitude 131」もおすすめです。
このロンギチュード 131はエアーズロックリゾート内ではなく、国立公園よりの場所に建てられていて、エアーズロックからとても近いです。
部屋からは目の前にエアーズロックを見ることができ、さえぎる物も何もありません。
レストランやスパなども充実していて、まさに贅沢なひと時を過ごすことができます。
ただお値段は飲食が含まれて1泊1名10万越えと最高級な価格。
人生に一度は宿泊したいリゾートホテルです♪
【キャンプ場】エアーズロックキャンプグランド
エアーズロックの宿泊方法は、ホテルの他にキャンプがあります。
エアーズロックキャンプグランドでは、テントを張る、キャンピングカーで寝る、もしくはベッド付きの小屋を予約することができます。
満点の星空の下でキャンプをするのも良い思い出になること間違いなしです。
エアーズロック:服装
エアーズロックを訪れる際におすすめの服装を季節ごとに分けて紹介します。
◆春
9月から11月の春の時期は、比較的気温が落ち着いていて、旅行のしやすい季節です。
日中の気温は20度前後で、長袖一枚、もしくはTシャツに羽織物があれば心地よく過ごせます。
朝晩は冷え込むので、キャンプなどをする人は防寒対策もしっかりしましょう。
エアーズロックの周辺は固い地面なので、決してハイヒールなどを履かずに歩きやすい靴で行きましょう。
◆夏
12月から2月の時期はオーストラリアの夏の季節で、最高気温が高くなります。
特にエアーズロックの周辺は乾燥地帯独特の暑さが続き、乾いた空位に日差しも強くなります。
おすすめの服装は、通気性の良いTシャツなどで、汗を拭けるタオルを持っていきましょう。
ジーパンなどの空気の通りにくい服はおすすめしません。
紫外線対策のサングラスや帽子も忘れずに。
◆秋
秋になる3月から5月頃は春と同様過ごしやすい時期です。
秋は降水量もさほど多くありません。
この時期の服装も、長袖が一枚あれば大丈夫です。
◆冬
6月から8月はオーストラリアでは冬の時期になり、1年で最も寒い季節です。
ただ、エアーズロックの周辺は20度を下回るくらいで、日中はコートやマフラーが必要になるほどではありません。
厚手の長袖があれば大丈夫ですが、朝晩は冷え込むので防寒対策をしましょう。
日中に温度調節がしやすいよう、脱いだり着たりできる羽織物があると便利です。
エアーズロック:注意点
エアーズロックを訪れる際に、知っておきたい注意点がいくつかあります。
それが、立ち入り・写真撮影禁止エリアについてです。
アボリジニの聖地であるエアーズロックでは、「Sacred site」というサインが立てられている場所があります。
そこはアボリジニの人々にとって重要な意味を持つ場所で、立ち入り禁止なだけでなく、写真撮影も禁止されています。
ルールを守って、文化や歴史を尊重して観光をしたいですね♪
まとめ
いかがでしたか?
オーストラリアのエアーズロックについて紹介しました。
登山は出来なくなりましたが、エアーズロックの姿は見るだけでも迫力満点で感動的です。
ぜひオーストラリア旅行の際にはエアーズロックを訪れることも検討してみてください♪
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