皆さん、こんにちは!
最近お寺や神社ばかり見ているためか、のんびり写真を撮影したいIkumaです。
今回紹介するのは、美しい建物が印象的な京都の「金閣寺」です。
その荘厳さは、写真スポットとしても有名で、日本だけでなく海外からも多くの観光客が訪れます。
具体的には、どのような部分に人気が集まっているのでしょうか?
金閣寺の詳細について確認してみましょう!
- 舎利殿の構造
- 貼り付けられた金箔
・金閣寺:庭園
- 舎利殿との対比が美しい庭園
- 鏡湖池などの技法
・金閣寺:見どころ
- 陸舟の松
- 夕佳亭
- 唐門
・金閣寺:概要
- 正式名称は鹿苑寺
- 季節で変わる金閣寺
・金閣寺:周辺カフェ
- エポケカフェ
- 黒豆珈琲 Bean's Goody
- ISO茶房
・金閣寺:拝観方法
- 拝観時間
- 拝観料
- アクセス方法
金閣寺:舎利殿(しゃりでん)
金閣寺の特徴といえば、一番に金箔の貼られた美しい外観が上げられます。
この金箔の貼られた建物を、正確には舎利殿(しゃりでん)といいます。
舎利殿の構造
舎利殿は、建物の構造を1層、2層、3層としています。
そして、この構造の一つ一つが異なります。
まず1層目は法水院(ほうすいいん)と呼ばれます。
建物は平安時代に始まった貴族の邸宅などで使われた「寝殿造」という技法で作られています。
中には「足利義満」の像と、釈迦如来像が安置しています。
釈迦如来像には宝冠を被った厳かな姿です。
2層目は潮音洞(ちょうおんどう)という名前が付いています。
建物の構造は、武家の様式を参考にした「武家造」。
内部には、壮大な岩屋観音坐像が置かれています。
その四方を守るように、四天王像が配置しています。
3層目の名前は究竟頂(くっきょうちょう)というものです。
こちらの建物の構造は「禅宗仏殿造」という造りです。
3層目は金閣寺の建立を命じた足利義満を表していると言われます。
そして、貴族や武家の建築物を模った建物の上に建造されることで、後々、足利義満が日本の頂点に立つ、としているのです。
さらに、金閣寺の頂上には、黄金に輝く鳳凰像が!
まさしく豪華絢爛ですね♪
貼り付けられた金箔
金閣寺の名前の由来にもなった、金色に光る外観。
これは建物の外に金箔が貼られているためです。
現在の金閣寺は昭和に再建された物で、元々の金閣寺は1950年に焼失しています。
そして再建時に、舎利殿の2層と3層に金箔を貼ったのでした。
ただし金箔は紫外線などに弱いこともあり、昭和の終わりに貼り直しされています。
また使用された金箔の数は約20万枚、重さにして20キログラム、価格にして「7億円以上」にも及びます。
金閣寺:庭園
光輝く金閣寺の姿を、一層引き立てるのが金閣寺の庭園です。
金閣寺に行ったら見逃せない観光ポイントですよ♪
舎利殿との対比が美しい庭園
金閣寺の庭園は「極楽浄土」を表しているといわれるほど豪華な姿です。
まず舎利殿の正面の辺りに鏡湖池という、大きな池が配置しています。
そして池の周りには技巧を凝らした見どころが配置され、池を回りながら、それら庭園を見学する形になります。
この庭園の形式を「池泉回遊式庭園」と言います。
ただ池の周りを回っている際、どの方向から見ても、金色の舎利殿を目に入れられます
特に、天気のいい日であれば、池に反射する金閣寺の舎利殿が見られるでしょう。
天気の良い時には、ぜひ写真撮影をしてみてください。
特に広角レンズがあれば使ってみると良いでしょう。
鏡湖池などの技法
池と舎利殿の対比が美しい金閣寺の庭園。
しかし、庭園にはこちら以外にも技巧を凝らしたみどころがあります。
池内には、葦原島や、淡路島、亀島、といった様々な大きさの島が浮かびます。
その他、細川石や畠山石など各地の大名屋敷から取り寄せた石も配置していますよ!
ちなみに、金閣寺の庭園の美しさは室町時代の初期に台頭してきた「北山文化」を代表する存在です。
現代においても、その評価は高く国の特別名勝としても扱われるなど、歴史的な価値を高めています。
金閣寺:見どころ
庭園以外にも、金閣寺には見どころがあります。
美しい景観から、写真スポットになる部分も少なくありません!
カメラが趣味の方は、色んな角度から撮影をしてみて下さい♪
陸舟の松
金閣寺の舎利殿近くにある「陸舟の松(りくしゅうのまつ)」。
現在、樹齢600年以上になる松の木です。
この松は足利義満自らの手によって、今のところに移植されました。
船のように、横向きに生えているため、陸舟という名前がついています。
穂先に見立てた部分は西に向けられています。
これは西方にある極楽浄土へ、船に乗っていく、という考えから来ています。
夕佳亭
金閣寺の後ろ側にある池、安民沢。
この安民沢のすぐ側面に建てられているのが「夕佳亭(せっかてい)」です。
こちらは3貼の小さなお茶室です。
内部には曲がりくねった柱には南天という素材が使われており、「難を転ずる」という意味のある木です。
夕佳亭が建築されたのは江戸時代のこと。
鳳林承章(ほうりんじょうしゅう)という僧が後水尾(ごみずのう)天皇のため、茶道家の金森宗和によって作られました。
質素ながら、雰囲気のある建物です。
かつてのお茶室の姿を思い出しながら、見学してみてください。
唐門
金閣寺の入り口に作られた「唐門」。
こちらは横に曲がった屋根が印象的です。
普段は閉まっているのですが、方丈というお坊さんなどが住む場所の拝観ができる時、唐門は開かれます。
珍しい機会になるので、見た人はぜひ撮影などもしてみてください♪
金閣寺:概要
豪華絢爛な金閣寺ですが、果たしてどのような建物になるのか、確認してみましょう。
正式名称は鹿苑寺
金閣寺を建立したのは、室町幕府の3代目将軍・足利義満(あしかがよしみつ)です。
時代にして今から600年近く前の、1397年のことです。
金閣寺を建立する前の足利義満は、2つに分かれていた南北朝を統合させ、政治情勢が落ち着いた時代でした。
そして、1394年に足利義満は将軍職を譲って、隠居生活に入ります。
政治の世界を引退した足利義満は、それまで荒廃していた西園寺家の土地・北山第という場所を譲り受けました。
そしてこちらに新たに作られたのが、今の金閣寺となります。
始めは元々の土地の名前の付いた「北山殿」という名前でした。
しかし、足利義満が亡くなった時に、その法名「鹿苑院殿」から「鹿苑寺(ろくおんじ)」と呼ばれ始めました。
この鹿苑寺という名前は、今でも金閣寺の正式な名前として残っています。
また、現在の金閣寺は臨済宗相国寺派のお寺として使われています。
季節で変わる金閣寺
前述したように金閣寺は高い人気があります。
海外でも有名で、その荘厳さに惹かれた外国からの観光客も多くいます。
しかも、金閣寺は季節によって景観が大きく変わります。
例えば、春なら鏡湖池に開花した桜が、鮮やかに周囲を彩ります。
秋ならば、注目したいのはやはり紅葉!
赤く染まった葉が、金閣寺の金色と共に、その姿を一層映えさせます。
そして雪が積もった時の金閣寺は、京都のお寺でも最高級の美しさ!
白く染まった風景に、金色に光る金閣寺は見事な迫力があります。
金閣寺:周辺カフェ
金閣寺の周辺には、ステキなカフェもいくつかあります。
観光のついでに立ち寄って、一休みするのもおすすめです♪
エポケカフェ
金閣寺から徒歩で15分程の位置にある「エポケカフェ」。
店内は可愛らしい雰囲気を保ちながら、テーブルとお座席で形成されています。
寒い季節にはコタツを敷いたりしてくれます。
暖を取りながら、じっくり過ごしてみるのも良いでしょう。
人気商品はタコライス。
名前通りタコを使い、さっぱりした味付けがされています。
暑い夏に食べたりするのも良いでしょう!
黒豆珈琲 Bean's Goody
金閣寺から徒歩5分で到着する「黒豆珈琲 Bean's Goody」。
元々は京都の織屋さんを改築した町屋風のカフェになります。
こちらのコーヒーは黒豆を使っています。
ノンカフェインながら、自然な苦みとコクがあります。
また黒豆を使った料理も扱います。
特に、黒豆ハンバーグを使った「黒豆ベジバーガー」は、自然な美味しさがあります。
ISO茶房
ISO茶房は金閣寺から徒歩2分程の場所にあるカフェです。
こちらの注目は、中国茶です!
台湾茶も含め、1000種類以上のお茶があります。
落ち着いた雰囲気の店内で、お茶の味と香りを楽しんでみてください!
またスイーツは砂糖を使わない健康志向です。
杏仁豆腐など、中国茶とよく合います!
金閣寺:拝観方法
拝観時間や拝観料、アクセスなど、観光に必要な情報をまとめました。
金閣寺の拝観方法を確認してみましょう!
拝観時間
金閣寺の拝観時間は9:00~17:00。
1年間通年です。
おすすめの時間帯はお昼ごろでしょうか?
晴れている日なら、周囲も明るく、池に反射する金閣寺が良く見えるでしょう。
拝観料
金閣寺に拝観するには、拝観料が必要です。
まず高校生以上は「大人」として400円、小・中学生は300円です。
さらに、特別拝観などの時は追加料金が必要になる場合もあります。
行われているイベントなどには注意しましょう。
アクセス方法
金閣寺にアクセスする際には、「金閣寺道」というバス停で降りるのが良いです。
こちらからなら徒歩3分で金閣寺まで行けますよ。
京都駅から行く場合には「急111系統」「 MN205系統」などを使いましょう。
京都駅から直通で金閣寺道までアクセスできます!
まとめ
以上、京都で人気の観光地、金閣寺の紹介でした!
前述したように、季節によっても大分印象が変わってくるお寺です。
昔訪れた経験のある人も、再度行ってみてはいかがでしょうか?
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