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    【徹底解説】京都の祇園祭を100%楽しむ方法!混雑、参加方法、見どころ、開催時期まとめ

    • Ikuma

      Ikuma

    京都で行われる日本最大級のお祭り「祇園祭(ぎおんまつり)」を紹介します。祇園祭は、京都で1000年以上続いている由緒正しいお祭りです。その規模は神田祭などを含め「日本三大祭り」と評されるほど!巨大な台車や山鉾(やまぼこ)の数々は必見!参加方法や開催時期、楽しみ方をチェックしましょう。祇園祭に初めて参加される方は、混雑状況やよく見えるエリアの場所取りなども確認が必要です。日本最大級の祇園祭を満喫しよう!

    【徹底解説】京都の祇園祭を100%楽しむ方法!混雑、参加方法、見どころ、開催時期まとめ

    皆さん、こんにちは!Ikumaです!

    今回は、京都で毎年7月に開催される「祇園祭(ぎおんまつり)」の情報をまとめました!

    合計で1か月かけて実施され、多くの観光客が京都に訪れます。

    祇園祭の混雑状況や、おすすめ場所取り方法、見どころなどを解説します♪

    京都の祇園祭とは?

    祇園祭は毎年7月に行われます
    祇園祭は毎年7月に行われます

    京都で毎年行われる祇園祭(ぎおんまつり)はいったいどのようなお祭りなのでしょうか?
    まずはその概要からご説明します!

    スサノオノミコトを祀る神社のお祭り

    祇園祭を主催しているのは、京都の祇園にある神社「八坂神社(やさかじんじゃ)」です。
    八坂神社は日本神話の神様「スサノオノミコト」を主神とした神社で、6世紀ごろに建立されたと言われています。

    その八坂神社が行う祇園祭は、同じく長い歴史を持つお祭りです。
    始めて行われたのは869年のこと。

    祇園祭は日本各地で疫病が流行っていたころ、その疫病を災厄の除去を祈って行われました。
    つまり1000年以上の歴史があるわけですね♪

    その後、応仁の乱で中止となった時を除いて、毎年行われています。
    観光で訪れる人はもちろん、京都の人たちの間でも、とても親しまれています!

    日本でも最大級の歴史のあるお祭り

    工夫を凝らされた山鉾が多数登場します
    工夫を凝らされた山鉾が多数登場します

    現代の祇園祭は、日本でも最大級のお祭りです。
    その規模から、大阪で行われる「天神祭」や、東京で行われる「神田祭」と合わせ、日本三大祭りと評されます。

    お祭りで目当てとなるのが「山鉾(やまぼこ)」。
    山鉾は、人が何人も乗れるほど巨大な台車です。

    山鉾は、お祭りが始まった時に立てられた小さめの山車(鉾:ほこ)を始まりとします。
    ちなみに、この時の山車の数は、当時の国の数に合わせて66本ありました。

    いつ開催?

    京都の祇園祭は7月の1ヵ月まるごと開催です。
    2022年の開催日程は7月1日(金)~31日(日)の31日間!
    1ヵ月に及ぶお祭りの中で、祇園祭を代表する「山鉾巡業」などの様々な行事が毎日行われているんですよ。

    京都の祇園祭:山鉾(やまぼこ)

    堂々たる姿が印象的です
    堂々たる姿が印象的です

    昔は66個の山車だった山鉾は、現在どのような形になっているのでしょう?
    京都の祇園祭の山鉾を紹介します♪

    鮮やかな山鉾

    現在の山鉾は33台用意されています。
    その大きさは中に人が乗り込めるほど巨大なんです!

    もちろん大きさだけでなく、山鉾に装飾してある美術も注目ポイント。
    丹念に作られた屋根や、懸けてある軸も素晴らしいです!

    特に山鉾にかけられた京都らしい豪華な織物は魅力的!
    どうやって作られるのかわからないほどの織物になっており、とても大きく、見応えがあります。

    絵柄も純和風のものから、ちょっと洋風の雰囲気のある物まで気になるものばかり。
    一つ一つを比べて見るのも楽しいですよ!

    昔ながらの技術で作成

    これらの山鉾は、昔ながらの日本の技術で作られています。
    その技術はスゴいの一言。

    例えば、祇園祭に出てくる山鉾では釘を一本も使っていません!
    山鉾を固定するのは、すべて縄で行っています。

    それで大丈夫なのか?と思ってしまうかもしれませんが、昔からの技術を使っているので、信頼感はあります。
    縄で縛っている所も、和風の雰囲気を醸し出すので、なかなか綺麗に見られます!

    山鉾の動かし方は、人が集まって引っ張るという昔ながらの方法です。
    沢山の人が集まって、引っ張る台車の姿は迫力があります。

    また注目したいのは山鉾が曲がる時。
    というのも山鉾は、側面に車輪が付いています。

    そのため山鉾はスムーズに曲がったりできません。
    ですので、山鉾を曲がる時には、細く切った竹を車輪の前に置きます。

    そして車輪を竹の上に乗せて、進行方向にグイッと曲げます。
    するとそちらの方に山鉾が曲がるのです。

    一気に山鉾が動く様子も、なかなか見どころとなるので、ぜひ注目してみてください!

    山鉾巡行

    山鉾巡回の様子
    山鉾巡回の様子

    何とも大きく、見応えのある山鉾。
    こちらの山鉾が動き回る時があります。

    それが「宵山(よいやま)」と呼ばれる期間です。
    この期間中は山鉾達の姿を披露しながら、京都の町を練り歩きます。

    中には京都の中心地である、四条通などを通ることも。
    最新のファッション店の前を山鉾が通っていく様子は、何ともレトロで風情があります。

    また期間中によっては、大通りなども車の通行が規正され、歩行者天国になります。
    屋台などが出る場所もあり、派手なイベントになりますよ!

    これら山鉾がどのような順番で動くのかは、あらかじめクジで決まっています。
    そのため見てみたい山鉾がある時には、順番をチェックしておきましょう♪

    ただし一番前を進む山鉾は決まっています。
    それが「長刀鉾(なぎなたほこ)」。

    長刀鉾は先の方に大きな長刀を付けている所から来ています。
    こちらの山鉾には、唯一子供が乗ります。

    またかつての長刀鉾の前掛けには、ペルシャ花模様の絨毯や、中国の絨毯が敷かれていました。
    現在は模造品だそうですが、それでもその豪華さは一見の価値があります!

    山鉾はその豪華さから、美術的な価値も高いです。
    その中でも長刀鉾は見ておきたいですね♪

    京都の祇園祭:前祭(さきまつり)

    前祭の山鉾
    前祭の山鉾

    祇園祭は7月ごろに1ヶ月間かけて行われます。
    その期間は、前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)に分かれています。

    まずは前祭をチェックしてみましょう。

    「吉符入」から始まる

    前祭は始めに「吉符入(きっぷいり)」を行います。
    吉符入は、各山鉾町で町内関係者が行う打ち合わせです。

    続いて行われるのが「くじ取り式」。
    こちらは各山鉾の代表者が集まって、山鉾の順番を決めます。

    その後、山鉾前に神様に捧げる踊りを踊ったり、八坂神社に参拝したりします。
    そして、7月10日ごろに行われるのが「神輿洗」。

    こちらは神輿を綺麗に清める儀式です。
    山鉾を四条大橋まで運んで行います。

    その後、7月中頃に3基の神輿を八坂神社に飾ります。
    これらが終わると、いよいよ宵山が始まります。

    前祭の宵山

    祇園祭の中で、最も人気が集まるのが前祭の「宵山」です。
    宵山というのは、山鉾が京都市内を動き回る機会です。

    前祭は7月の中頃に3日間かけて開催されます。
    まず初日に山鉾が京都の市内に準備されます。

    そして2日目は「宵々山」として山鉾に吊られた駒形提灯に火が入ります。
    子供達のお囃子なども行われます。

    さらに、3日目にメインの「宵山」として、23台の山鉾が京都市内を動き回ります。

    特に前祭の宵山は、最大の盛り上がりを迎えます。
    この時には四条の大通りに交通規制が行われ、歩行者天国になります。

    観光に訪れる人たちも、この前祭の宵山を目当てにしている人が多いです。
    また、こちらの期間中は屋台なども出て盛り上がりますよ!

    京都の祇園祭:後祭(あとまつり)

    祇園祭の後祭の様子
    祇園祭の後祭の様子

    前祭(さきまつり)の宵山が1週間かけて巡行したあと、次に行われるのが後祭(あとまつり)です。
    こちらは7月の下旬にかけて行われます。

    後祭の宵山

    後祭の宵山は、前祭の時と逆方向に山鉾が動かされます。
    前祭のルートを戻るように、烏丸御池を出発し、四条烏丸へ向かいます。
    こちらの場合は大通りの規制などをせず、屋台なども出ません。

    とはいえ山鉾が動く時の迫力は、前祭と変わりません
    観光のスケジュールによっては、こちらに参加してみてはいかがでしょうか?

    山鉾の中でチェックしたいのが、最後部にある「大船鉾(おおふねほこ)」。
    こちらは明治維新の時に起こった「禁門の変」という火災により消失していたのを復活させた物です。

    まだまだ未完成な部分もありますが、後祭の殿を勤めるだけあって、その荘厳さはかなりの物です。

    環幸祭

    御神霊を神輿から八坂神社の本殿にお遷しするのが環幸祭(かんこうさい)です。
    夕方の5時頃に四条の通りから、八坂神社に向かう3基の神輿が見えますよ!

    花傘巡行

    後祭の宵山は近年まで中止されていました。
    それが2014年になって、半世紀ぶりに復活を果たします。

    その復活までの間に行われていたのが「花傘巡行(はなかさじゅんこう)」です。
    花傘巡行は、穴傘の女性達が京都市内を歩くお祭りになっています。

    色鮮やかな格好をした女性達が市内を回る姿は、とってもキレイですよ!
    また子どもが白鷺の格好をして踊る「鷺踊」なども、注目のポイントです。

    京都の祇園祭:参加方法

    夜の山鉾
    夜の山鉾

    多くの人で賑わう京都の祇園祭では、どのように参加すればいいのか迷うこともあります。

    初めて祇園祭に参加する方でも安心!
    祇園祭でチェックしておきたいポイントを紹介します。

    祇園祭の混雑具合

    祇園祭が一番混雑するのが前祭の宵山です。
    夜の時間帯になると、京都の四条に出回る人の数は2万人以上。

    そのため、当日は京都の四条通が多くの人で溢れかえります。
    この時には人の通りも整理され、一方通行になる場所も多いです。

    ですので、当日祇園祭に訪れた時には、その交通具合に注意するようにしましょう。
    ぼんやりしていると、人並みに飲まれて、自分がどこにいるのかわからなくなる場合も多いです。

    さらに屋台も、様々な種類が出店します。
    ぜひいろいろ見回ってみてください!

    ゆっくり見学するなら有料席

    落ち着いて祇園祭を堪能したい時に、おすすめなのが有料座席。
    こちらはお金を支払う事で、お昼頃に通過する山鉾の列を見学できます。

    席には一般席から、ミストによる冷却が行われる席、イヤホンガイドの着いた席まで複数の種類があります。
    ぜひじっくり山鉾を楽しみたい場合に、購入してみてください!

    山鉾を見るならお昼がおすすめ!

    お昼の山鉾巡回
    お昼の山鉾巡回

    山鉾をじっくり見るにはお昼がおすすめです。
    やはり夜は屋台なども出てくる関係上、特に多くの人が行きかいます。

    混雑を避けたい場合は、お昼の内に山鉾を見るのが良いでしょう。
    特に平日のお昼位だと、人も少なく間近で山鉾を見学できます!

    動いていない時の山鉾なら、細部をじっくり眺められます。
    写真を撮影したりするのにもおすすめですよ!

    定番アイテム「粽」

    そして祇園祭で定番のアイテムなのが「粽(ちまき)」。
    粽と言ってもこちらは食べ物ではなく、笹の葉を使ったお守りです。

    これは八坂神社の主祭神が、身分を隠してある男の所を訪ねました。
    その時に親切にして貰ったお礼に、末代まで続く保護を約束します。

    その際、目印として茅を巻いて輪にし、身につけるように言われました。
    それが「茅巻」と呼ばれる内、粽と書かれるようになり、今にいたっています。

    粽は祇園祭中の八坂神社や、各山鉾町のテントで購入できます。

    まとめ

    以上、祇園祭の情報まとめでした!
    祇園祭に参加する時には、しっかりチェックしてみてください。

    【徹底解説】京都の祇園祭を100%楽しむ方法!混雑、参加方法、見どころ、開催時期まとめ mirumiの記事に
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