皆さん、こんにちは!
ようやく寒くなってきて、秋らしさを感じ始めたIkumaです!
日本のかつての都として、多くの寺社仏閣がある「京都」。
建立時の姿を留める物も多く、この京都を目当てに、いろいろな国々から観光客もやってきます。
その中でも、特に日本らしい雰囲気を持つお寺が「銀閣寺」です。
建物の形状や庭園の形まで、和の空気をしたお寺を特集します!
- 和の感じるお寺
- わび・さび文化の地
・銀閣寺:庭園
- 西芳寺の名園を再現
- 技巧を凝らした庭園
- お茶の井
・銀閣寺:観音殿
- 一層
- 二層
- 屋根
・銀閣寺:見どころ
- 銀閣寺垣
- 東求堂
- 本堂
- 銀閣寺の向き
・銀閣寺:御朱印
- 御朱印の種類
- 御朱印グッズ
・銀閣寺:カフェ
- 茂庵
- GOSPEL
- Pomme
・銀閣寺:拝観方法
- 拝観時間
- 拝観料
- アクセス方法
銀閣寺:概要
銀閣寺は室町幕府の8代目将軍・足利義政によって、建立されたお寺。
正式名称を東山慈照寺(ひがしやまじしょうじ)といいます。
和の感じるお寺
銀閣寺は、お寺の中でも特に和を感じるお寺として知られています。
特に観音殿という建物と庭園の荘厳さには定評があります。
それだけ力が入った理由には、やはり当時の将軍であった足利義政がお寺を建立した、というのが上げられます。
特に、銀閣寺の建立を命じた頃の足利義政は、政治の世界に疲れ、文化活動に熱を上げていました。
銀閣寺はそんな優れた文化人でもあった足利義政の美意識が、たっぷりと入ったお寺になっているのです。
さらに名画や名器といったお宝なども多く奉納されており、それらは東山文化の発展に寄与しました
わび・さび文化の地
銀閣寺は、その後、室町時代中期に生まれた「東山文化」の礎となりました。
この東山文化というのは、禅などの考えなどが入った文化であり、いわゆる「わび・さび」などがこの文化の始まりにもなります。
特に銀閣寺の建造物と庭園は東山文化の最たる物と言われます。
ゆったりと空間を楽しんで行ってください♪
銀閣寺:庭園
銀閣寺でも最大の見どころとも言える、銀閣寺の庭園。
多様な工夫が凝らされた、すばらしい庭園になっています。
西芳寺の名園を再現
庭園は、足利義政自らが指導をして造園したと言われています。
その際に見本にしたのが、「苔寺」という通称でも知られる「西芳寺」。
こちらの多様な苔に覆われ庭園は、お寺の中でもその荘厳さで知られています。
その景色に感動したのが足利義政。
彼はこの名園を母親にも見せたいと思ったのですが、残念ながら当時の西芳寺は女人禁制でした。
そのため足利義政葉自らのお寺にこの庭園を再現しようと、優れた相談役と共に、作り上げたそうです。
技巧を凝らした庭園
銀閣寺の庭園は「池泉回遊式」といわれる形式です。
こちらは中心部分に大きな池を配置して、その周囲に通り道を配置します。
そして各地から集めた石や、小島などを作り、各地の景色を再現しました。
人々はその園路を歩きながら、庭園の様子を伺えます。
銀閣寺の庭園でも、この形式は維持されています。
お寺の半分以上の大きさを持っており、その範囲はかなりの物。
まずは東からぐるりと回っていくと、銀閣寺の本閣と池が現れます。
建物と池の眺めは写真写りも最高ですよ!
その他におすすめなのが「向月台(こうげつだい)」と「銀沙灘(ぎんしゃだん)」。
こちらは銀閣寺の東求院近くにあります。
まず向月台というのが、山に見立てた盛り土です。
白い土を盛り上げて山状にした姿は、実に堂々とした佇まいをしております。
そして銀沙灘は、その向月台に見立てた所の近くに引かれた波のような砂です。
2つ合わせてみると、波と山を一緒に見ているようで、とても迫力がでてきます!
お茶の井
かつては銀閣寺の庭園で、茶会などが開かれる場合もありました。
その際に使われていた井戸が「お茶の井」と言います。
現在は使われていないそうですが、かつては将軍にも愛された名水。
いつか機会があれば、このお水を使ったお茶を飲んでみたいですね♪
銀閣寺:観音殿
観音殿は、銀閣寺の象徴的な建物です。
この建物は足利義政の宗教観が現れているといわれており、一層と二層で異なった造りをしております。
一層
観音殿の一層は「心空殿(しんくうでん)」という名前が付いています。
そして、この観音殿は「書院造り」という住宅風様式になります。
二層
二層の方は「潮音閣」という名前が付けられています。
造りの形式を「禅宗仏造り」といいます。
この二層で観音殿を構成しています。
現存する室町期の楼閣庭園建築としては、唯一の物になっています。
何とも珍しい建物なので、ぜひじっくり観察してみてください♪
屋根
屋根に置かれているのは、神聖な生き物である鳳凰の像。
堂々とした姿には、何とも素敵です。
また近くの池に映る鳳凰の姿も魅力的です。
銀閣寺:見どころ
銀閣寺には、その他にもいくつもの見どころがあります。
こちらでチェックしてみましょう♪
銀閣寺垣
銀閣寺に入ってすぐ目の前にあるのが「銀閣寺垣」。
こちらは銀閣寺の総門辺りから中門の辺りまで続く、樹木を使って作られた垣です。
外の様子をきっちりと遮ってくれるため、中に入った瞬間に、厳粛な雰囲気に包まれます。
ここを通ることで、銀閣寺のゆったりとした雰囲気をさらに味わいやすくなっているのですよ!
東求堂
東求道は国宝に指定されている、重要な文化財です。
ここは足利義政のお堂として建立されました。
日本最古の書院造りとも言われており、大変貴重な建物です。
また時には茶会なども催されたそう。
普段は立ち入り禁止なのですが、毎年秋から冬にかけて、特別拝観できる期間があります。
もし季節が合うようであれば、ぜひ訪れてみてください!
本堂
本堂は江戸時代に再建されたものと言われます。
こちらには本尊のお釈迦様が飾られています。
また足利義政とその妻の日野富子の位牌もあります。
一緒にお手を合わせておくと良いでしょう。
銀閣寺の向き
豪華絢爛な銀閣寺ですが、実は西の方向にある京都市街地に背を向けるような形で建てられています。
ここからは、銀閣寺を建てた時の足利義政の気持ちがわかると言われます。
足利義政が銀閣寺の建立を始めた時、大変荒れた政治状況になっていました。
特に、義政の次の将軍を決めるために発生した「応仁の乱」は、京都のあちこちを荒廃させました。
政治の世界に疲れた義政は、将軍職を譲った後、すぐに建築途中の銀閣寺に移り住みます。
そして政治の中枢にある京都中心部から離れられるよう、その反対方向を向けていると言われます。
銀閣寺:御朱印
銀閣寺では御朱印をもらうこともできます。
こちらで場所などを確認してみましょう。
御朱印の種類
銀閣寺の御朱印は、1種類になっています。
その御朱印には「観音殿」という文字が、中央に大きく書かれています。
赤の判子なども押されているため、見栄えもします。
御朱印は拝観入り口に入って、すぐの所にある朱印所で貰えます。
開いている時間は8時30分から17時になります。
お金も必要になるそうなので、準備しておきましょう。
御朱印グッズ
銀閣寺のオリジナルグッズとして、御朱印帳が売られています。
色も複数あり、気に入った物があれば購入してみてください♪
銀閣寺:カフェ
銀閣寺の周辺には、おいしく、魅力的なカフェがあります。
お昼頃に行った時には、ぜひ行ってみてください♪
茂庵
大正時代のお茶室が前身となっている「茂庵(もあん)」。
当時と同じ建物がそのまま使われております。
お店では、和風の定食のような料理から。洋風なデザートまで幅広く揃っています。
しかし、洋風な料理もお店の雰囲気にしっかり合っていますよ♪
カフェは建物の2階になります。
山の上にあるため、木々も生えていて、とってもリフレッシュできます!
GOSPEL
GOSPELは、有名な「哲学の道」にあるカフェです。
白いとんがった屋根をしたヨーロッパ風の外観は、京都「のヴォーリス建築事務所」という有名な建築事務所が手掛けた物。
特に絶品なのがスコーン。
食べ応えのある大きなスコーンを味わってみてください♪
お昼の時間帯にはランチもありますよ!
Pomme
Pommeは哲学の道沿いにあるお菓子屋さん。
店名はフランス語で「リンゴ」という意味があります。
特にりんごケーキがおすすめ。
テラス席もあるので、哲学の道を眺めながら、ゆっくりくつろいでください♪
銀閣寺:拝観方法
銀閣寺の拝観方法を確認してみましょう。
拝観時間
銀閣寺の拝観時間は季節によって2種類に分かれています。
まず夏季の場合は、8:30から17:00までを拝観時間とします。
そして冬季には、9:00から16:30までを拝観時間とします。
夏の時より、合計1時間ほど短くなるわけですね♪
冬は特に閉まるのが早いので、余裕を持って行くようにしましょう。
拝観料
銀閣寺では拝観料が必要です。
料金は大人が500円、小・中学生が300円となっています。
京都のお寺は、拝観料がかからない所も多いので注意しましょう♪
アクセス方法
銀閣寺へのアクセスには、バスを使うのが一番です。
最寄りのバス停となるのが、京都市バスの「銀閣寺道」。
京都駅から行く場合には、100号系統のバスを使っていくのがおすすめです。
道中には清水寺や祇園の方向も通るので、和のオシャレな雰囲気も楽しめますよ!
まとめ
日本のお寺でも有名な銀閣寺のまとめでした!
銀閣寺だけでなく、周りのお店も楽しんでくださいね♪
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