こんにちは!シンガポール在住の旅行好きUmiです。
今回は、シンガポール観光に便利な交通手段MRT(地下鉄・電車)についてご紹介します。
乗車券の種類や買い方、乗り方などの基本情報から、マナーや注意事項まで徹底解説します!
日本と異なるマナーを理解して、MRTを気持ちよく利用しましょう♪
・シンガポールMRT:治安は?
・シンガポールMRT:乗車券の種類
- スタンダードチケット
- シンガポールツーリストパス
- Ez-Link(イージーリンク)
・シンガポールMRT:乗車券の購入方法
・シンガポールMRT:乗り方・マナー
・シンガポールMRT:注意点
・シンガポールMRT:意外な楽しみ方
シンガポールMRTとは?
MRTとは、Mass Rapid Transit の略称で、シンガポール内にある地下鉄・電車のことを指しています。
エム・アール・ティーとアルファベットのまま読みます。
MRTの路線はシンガポール中を網羅しており、大変便利。
観光には欠かせない交通機関となるでしょう。
居住者にとっても、MRTは通勤・通学の重要な足となっています。
シンガポールMRT:治安は?
シンガポール自体がとても安全な国として知られていますが、MRTも例外ではありません。
駅の構内や車内にCCTV(監視カメラ)が設置されていて常にチェックされています。
シンガポールでは、スリや痴漢などの軽犯罪でも罰則がとても厳しいので、わざわざリスクを冒してまで犯罪行為におよぶ人はほとんどいないのです。
また、テロ対策として主要駅には改札周辺にセキュリティーチェックのカウンターが設けられています。
挙動が不審な人や、不自然な大きさの荷物を持っている人など、監視員がチェックしランダムで荷物検査を行っています。
シンガポールのMRTは、日本と同等レベルもしくはそれ以上に安全といえるでしょう。
シンガポールMRT:乗車券の種類
MRTの乗車券は3種類あります。
・スタンダードチケット
・シンガポールツーリストパス
・Ez-Link(イージーリンク)
3つの乗車券の違いについて解説します。
スタンダードチケット
スタンダードチケットは1回の乗車ごとに購入する乗車券です。
改札前にある自動券売機で購入できます。
ペラペラの紙の乗車券ですが、ICチップに対応しており、次の乗車時にチャージして使うことができます。
チャージといっても、好きな額を入れられるのではなく、あくまでもその時に乗車する分だけのチャージなので、乗車のたびに自動券売機でチャージをする必要があります。
購入時には10セント(約0.8円)のデポジットが発生し、同じ乗車券をチャージしながら使って3回目の乗車時にはデポジットの10セントが戻ってくるという仕組みです。
さらに、同じ乗車券で6回乗車すると、6回目の乗車が10セント割引になります。
短期旅行者は、基本的にはこのスタンダードチケット利用が最適です。
シンガポールツーリストパス
シンガポールツーリストパスは、MRTと路線バスが乗り放題になるICカード乗車券です。
指定された駅のチケットオフィスでのみ購入可能です。
観光でよく使う駅のなかでは、チャンギ空港駅、オーチャード駅、シティーホール駅、チャイナタウン駅、ブギス駅、ベイフロント駅などが販売指定駅になっています。
1日券が$20(約1,800円)、2日券が$26(約2,080円)、3日券で$30(約2,400円)です。
パスの料金には$10のデポジットが含まれており、発行から5日以内にチケットオフィスにカードを返却すると、$10が返金される仕組みです。
短期旅行者で、1日に10回以上MRTと路線バスに乗る予定のある人は、シンガポールツーリストパスがお得です。
Ez-Link(イージーリンク)
イージーリンクは、日本のSuicaやPasmoのようなICカード乗車券です。
好きな額をチャージして、MRTと路線バスの両方で利用できます。
各駅のチケットオフィスで購入可能です。
初回の購入時は$12(約960円)で、料金にはカード代金の$5が含まれています。
カード代金$5は返却されません!
イージーリンク使用時の乗車料金は割引料金が適用されています。
時間帯によってはさらなる割引も。
イージーリンクは、長期旅行者や在住者にとってお得で便利な乗車券です。
シンガポールMRT:乗車券の購入方法
MRTのスタンダードチケットは、駅改札付近にある自動券売機で購入します。
買い方はとても簡単!
日本の地下鉄・電車と同様、距離によって料金が異なるので、行き先の駅を選択しましょう。
タッチパネルで駅名を検索するか、路線図マップから駅を選択します。
Single Trip(片道)かRound Trip(往復)を選択することができます。
あとは表示された金額を入れるだけです。
機械によってはお釣りが不足していて紙幣を受けつけないことも。
券売機の画面上に表示されている「Notes/Coins Accepted(使用可能な紙幣・コイン)」を確認しましょう。
シンガポールMRT:乗り方・マナー
改札では、乗車券を機械にタッチして入場します。
出る際にも再びタッチする必要があるので、乗車券をなくさないように気をつけてください!
マナーとして気をつけたいのが混雑時の乗車。
日本ではぎゅうぎゅうになるほどの満員電車は日常的な光景ですが、シンガポールのMRTでは人と人の肌が触れ合うような乗車は完全にNG。
日本人の目からみて、つめてもらえばまだ充分乗れるな、と思うぐらいの混雑状況でも、扉付近にすでに人がいるようであれば次の電車を待ちましょう。
無理やり乗車するという行為はシンガポールでは大きなマナー違反です。
極端なケースですが、女性の肌に触れるために意図的に無理やり乗車した、とみられ通報されるケースもあるそうです。
もうひとつ気をつけたいのは、車内の優先席です。
シンガポールのMRTは、シート座席の両端が優先席になっています。
シンガポールでは、高齢者、妊婦、子供連れ、けが人などには、優先席でなくても席を譲るのが当然です。
また、譲られる側も、譲ってもらうのが当然というマインドが、日本と比べてより強く根付いています。
自分が座っている目の前に対象者がいるのに席を譲らないというのは、大きなマナー違反なのでご注意を!
むしろ、向こうから「席を譲れ!」と怒られる場合も...。
シンガポールMRT:注意点
MRT利用時に注意したいのは、駅構内・車内での飲食が完全に禁止されているということ!
違反した場合は、$500(約4万円)の罰金が科せられます。
駅のホームでペットボトル飲料を飲むのすら禁止されていて、駅スタッフに見つかると笛を鳴らされて注意されることも。
さすがにこの程度では、通報され罰金という事態にはなりませんが、公衆の面前で注意されるのはあまり気持ちのよいものではありませんよね。
そのほか、ドリアンの持ち込みも禁止されていますのでご注意を!
シンガポールMRT:意外な楽しみ方
シンガポールMRT構内には実はアートがたくさんあるのです。
スタイリッシュなものから、アニメ風作画のもの、タイルを使ったものなど、駅によってスタイルの違うアートがさりげなく取り入れられています。
何路線か交わる大きな駅には、必ずといっていいほどアート作品がありますよ。
MRTを利用する際には、駅構内のアート作品に注意を向けてみるのをおすすめします♪
まとめ
今回は、シンガポールのMRTについてご紹介しました。
MRTはシンガポール観光に大変便利な交通手段で、観光客の多くが利用しています。
日本とは異なるマナーや注意事項に気を付けて、MRTを効率的に利用しましょう♪
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