みなさんこんにちは
海外旅行大好きいまけんです。
台北の松山空港を拠点に運航している航空会社「ファーイースタン航空(遠東航空)」が、財政難により破産することが決まりました。
今回は、2019年12月13日よりすべての国内線・国際線の運航を停止すると発表しているファーイースタン航空(遠東航空)について、詳しくお伝えします。
・ファーイースタン航空(遠東航空):2019年12月13日から全便運航停止
・ファーイースタン航空(遠東航空):運行停止の理由は?
・ファーイースタン航空(遠東航空):概要と歴史
【速報】ファーイースタン航空(遠東航空)が財政難で運行停止
台北・松山空港を拠点に運航している航空会社「ファーイースタン航空(遠東航空)」は、2019年12月12日に財政難による運航停止を発表しました。
公式サイトによると、翌13日の運航分より、全ての国内線・国際線で運航を停止することが決まっています。
遠東航空の航空券の販売は、すでに停止しています。
台湾の航空会社で運航停止をしたのは、2016年のトランスアジア航空とその傘下のLCC(格安航空会社)Vエア―以来となります。
ファーイースタン航空(遠東航空):2019年12月13日から全便運航停止
2019年12月現在、ファーイースタン航空(遠東航空)は、秋田空港※、福島空港※、新潟空港と台北(タイペイ)を結ぶ路線として運航していました。
※秋田空港、福島空港の路線はいずれも週2便のチャーター便
日本と台湾を結んでいた航空会社ですが、今後は利用できなくなります。
遠東航空の公式サイトでは、2019年12月13日から国内線・国際線すべての便が運航停止になると発表されています。
遠東航空が運航している台湾の国内線については、現在下記の航空会社に路線の引継ぎを要請しています。
・マンダリン航空:チャイナエアライン(中華航空)傘下
・ユニー航空:エバー航空(長栄航空)傘下
国際線の引き継ぎの有無については、まだ発表されていません。
ファーイースタン航空(遠東航空):運行停止の理由は?
ファーイースタン航空(遠東航空)は、財政難を運航停止の理由として挙げています。
そもそもなぜ、経営破綻するような財政難に追い込まれたのでしょうか?
その要因を、ファーイースタン航空(遠東航空)は下記のように述べています。
「大陸からの旅行客が減少した」
「もともと国内路線は価格が低く、利益が上げにくかった」
台北への旅行客の減少や、力を入れていた国内線で利益を上げられなかったことが財政難に追い込まれる原因になったようです。
ファーイースタン航空(遠東航空):概要と歴史
ファーイースタン航空(遠東航空)は、台湾の台北松山国際空港を拠点に運航している航空会社です。
設立は1957年であり、1962年に民間航空事業いわゆる運航を開始しました。
遠東航空が保有している機材は、マクドネル・ダグラス社のMD-82やMD-83といった世界的にも珍しい飛行機です。
この機体の特徴は、機体後部に2つの小さなエンジンを装備し、高能率な翼、T型の特徴的な尾翼があることです。
日本では以前、日本航空(JAL)がMD90を保有していましたが、2013年3月30日最後のMD-90が退役しました。
それにより、マクドネル・ダグラス社が製造した機体は日本では見ることができなくなりました。
遠東航空は2008年、世界的燃料費の高騰や台湾高速鉄道(台湾新幹線)の開業により財務状況が悪化し、会社更生法の適用を受けて運航停止をしました。
約10年前にも、一度運航停止を経験しているんですね。
その後2010年1月12日に運航再開計画書が提出され、2011年から運航を再開しました。
2012年には富山空港と熊本空港にチャーター便を運航しています。
また、2016年には新潟空港へのチャーター便を運航し、2017年には定期便になりました。
最近では2019年に秋田空港と福島空港へ、週2便の定期チャーター運航をしていました。
これは、日本から世界的に珍しいMDシリーズの飛行機に乗ることができる唯一の航空会社でした。
まとめ
今回は、ファーイースタン航空(遠東航空)が財政難で運行停止するという最新情報をお届けしました。
筆者は大学生の時にファーイースタン航空(遠東航空)で短期インターンを行っていたために、今回の運行停止のニュースは残念で仕方ありません。
また、秋田在住とのこともあり、秋田空港の唯一の国際線である遠東航空が運航停止となるのも残念です。
また遠東航空が運航再開できることを楽しみに待っています。
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