【台湾】人気スポット九份の観光情報まとめ！行き方・グルメ・お土産・見どころを紹介

こんにちは！友達と行った旅行で台湾にハマったHitomi.です。

今回は、台湾の人気観光地「九份（きゅうふん）」について紹介します。
九份への行き方やおすすめ観光スポット、グルメ、お土産をまとめました。

台湾に行ったらぜひ1度は訪れてほしい観光地なので、ぜひ参考にしてみてください！

台湾の人気観光地「九份」ってどんなところ？

九份（きゅうふん）は、台湾北部の台北市から車で1時間ほど離れた山あいにある街です。
1989年に、台湾で空前のヒットとなった「非情城市」のロケ地となりメディアに取り上げられるようになりました。

日本では、宮崎駿監督のアニメ映画「千と千尋の神隠し」に出てくる湯屋のモデルになったという噂で知名度が高まり、観光客が増えました。
しかし、スタジオジブリや宮崎駿監督は公式にこの噂を否定しています。

九份は、レトロな喫茶店や茶藝館、お土産屋さんが建ち並んでいるため、ノスタルジックな風景に魅せられた人々が次々と観光に訪れています。

また、若者の間では、SNS映えする幻想的な写真が撮れるということで人気のフォトスポットは大変混み合っています。
九份は、台湾を代表する観光地の1つとして大人気です♪

九份観光：天気・おすすめの服装は？

九份は、山間部に位置しているため天気が非常に変わりやすく、晴れの日でも急に雨が降ることがあります。

また、年間を通して雨が降る確率が高いことでも有名です。
年間の雨の日数は200日強ととても多く、大体1年の7割近くが雨の日です。

雨対策が必要なので、荷物になりますが折りたたみ傘があると困りません。

雨がひどいと傘をさしても濡れてしまうため、カッパを着て移動するのもおすすめです。
九份の基山街入り口にあるコンビニではカッパが常に売っているので突然雨が降ってきても大丈夫！

実際、台北市は晴れていたのに九份に着いたら大雨で、困ってコンビニへ行ったらみんなここでカッパを購入していました。
黄色や水色、ピンク、紫などカラフルな色のカッパが売っており、薄手ですが安く買うことができました♪

九份は雨の日が多く、移動でたくさん歩くため、歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。

また、女性は足首まであるロングスカートだと雨水が跳ねたり歩きづらかったりすることがあるので、ズボンや邪魔にならない長さのスカートがいいと思います。
晴れていても長い距離を歩くので、動きやすい服装で行くのがおすすめです♪

九份観光：アクセス

九份は台北市から車で1時間ほど離れたところにあるので、大きく分けて4つのアクセス方法があります。
便利なアクセス方法を1つ1つご紹介していきたいと思います！

バスで行く方法

九份まで行くのにもっともスタンダードな方法が、バスで1時間ほどかけて行く方法です。

まずは、地下鉄MRTの南北線で「台北」駅からバス停のある「忠孝復興」駅に向かいます。
忠孝復興駅に着いたら、2番出口から外へ出て右へ曲がると徒歩10秒ほどのところにバス停があります。

九份行きのバスは、「台北1062 金瓜石」行きなので間違えないように注意しましょう。
乗車時に料金は前払いで98元（約350円）、バスはお釣りが出ないので小銭を用意しておくといいですよ♪

または、悠遊カード（日本のSuicaのようなもの）を機械にかざして支払うことも出来ます。
お釣りが出ないようなバスでは、悠遊カードはとても便利です。

無事に乗れたら、山道はかなり揺れるので酔いやすい方は酔い止めを飲んでおくことをおすすめします。

バスに乗って1時間半ほどで九份に到着するので「九份老街」というバス停で下車します。
バス停から約5分歩いたところのコンビニの右横に九份のスタート地点の基山街入り口があります。

バスで行く方法だと、バスに乗ってからは乗り換えなしで座っていれば九份に着くので1番おすすめです♪
ただし、帰りのバスはとても混むので時間に余裕を持って行動しましょう！

電車で行く方法

台北市から九份まで行く方法で1番安いのは、電車で行く方法です。
しかし、台北から九份まで直通で行けるわけではなく、途中からバスやタクシーに乗らなければいけません。

電車にも種類があり九份に停まらないものもあるので、少し分かりづらいです。

まず、「台北」駅から台鉄TRA「瑞芳」駅へと向かいます。
料金は49元（約175円）、各駅停車だと約50分で到着します。

「瑞芳」駅へと到着したら、九份までバスで行く方法とタクシーで行く方法があります。
どちらも10分〜15分程度で九份に着くことができます。

バスで行く場合は、「瑞芳」駅前の広場を出て、徒歩で正面の道を左に200mほど進んだところにバス停があります。
バスの路線はたくさんあり、788・825・827・856・965・1062系統であればどれに乗っても大丈夫です。
料金は15元（約50円）、「九份老街」というバス停で降ります。

タクシーで行く場合は、「瑞芳」駅前の広場の左手にタクシー乗り場があります。
料金は九份まで205元（約890円）と一律で決まっているので安心です♪
タクシーだと料金は上がりますが、九份老街のスタート地点の基山街入り口付近まで連れて行ってくれます。

電車で行く方法は、バスかタクシーに乗り換えることになり初心者には難しいため「忠孝復興」駅からバスかタクシー1本で行く行き方がおすすめです♪

タクシーで行く方法

タクシーは、ホテルや観光地から直接九份に行くことができ、ずっと乗っているだけなので移動が楽です。
バスのようにバス停で停まらないので、台北市からは1時間ほどで九份に到着します。
料金は、だいたい1,200元（約4,320円）が相場となっています。

また、「忠孝復興」駅のバス停ではタクシーの運転手が客引きをしています。
他の観光客と乗り合いだと安くしてくれることもあり、バスが混雑していて乗れない場合にはおすすめです。
ただ、バス停にも注意書きがあるのですが、安全のためにも正規の交通機関を利用した方がいいです。

オプショナルツアーを利用する方法

最後は、航空券やホテルとセットの九份観光ツアーや、現地で予約出来るオプショナルツアーを利用する方法です。
他の方法よりは料金が上がってしまいますが、ツアーを利用すれば自分で移動手段を調べたり乗り換えに困ったりすることもないので安心です♪

台湾料理店や茶藝館での食事やお茶付きのツアーや、2〜4時間フリータイムがある行き帰りの送迎以外は完全に自由なツアーなど様々なものがあります。
出発時間帯も朝・昼・夜と選べるものもあるので、他の観光地との組み合わせもおすすめです♪

九份観光：おすすめスポット「基山街」

基山街（きさんがい）は九份観光のスタート地点となる場所で、一部がアーケードとなった町一番の繁華街です。
お土産屋さんや台湾デザートの店などが立ち並び、夜になると赤提灯が街を灯し幻想的な雰囲気を醸し出します♪

◆魚丸伯仔

魚丸伯仔は、おいしい魚丸湯を食べることの出来る有名なお店です。
魚丸湯の魚丸は魚のつみれのことで、湯はスープの意味です。

オレンジの看板に黒字で「魚丸伯仔」と書いてあるのが目印で、お店の中で魚丸や厚揚げのようなものを作っている様子が見えます。

魚丸はふわふわかつプリプリで食感も良く、スープは濃すぎず薄すぎずバランスが良くちょうどいい塩加減です。
イートインスペースがありその場で食べることが出来るので、雨が降って冷えた体を温めるのにぴったりです♪

魚丸伯仔は基山街入り口を入ってすぐのところにあるので迷わずに辿り着けます。

◆阿蘭草仔粿

阿蘭草仔粿は基山街で3代続く九份きっての老舗で、もち米で作られた伝統的な台湾のおやつ「草仔粿」が食べられる人気のお店です。

「草仔粿」は草餅のことで、中身が違うものが何種類か売られています。
オレンジの看板が目印で、人気店なので人だかりが出来ていることもあります！

阿蘭草仔粿ではその場で1つ1つ手作りしているため、出来立ての草仔粿を食べることが出来ます♪

草仔粿の中身は、干しえびと切り干し大根、高菜、小豆餡、緑豆餡など惣菜系と甘い系がありますが小豆餡が1番人気！
小豆餡の入ったものは「甜紅豆」という名前で売られています！

小豆はあっさりとしていて、甘すぎず食べやすいお味です。
草仔粿の生地は、もち米とタロイモが入っているため日本で食べる草餅よりもモチモチしています。

1つ15元（約50円）で食べられるので、小腹が空いた時におすすめです♪

九份観光：おすすめスポット「豎崎路」

豎崎路（スゥチールゥ）は、日本のガイドブックや SNSでもよく見かける、縦に続く階段状の細い路地のことです。
基山街とほぼ垂直に交わる道で、基山街入り口からは約5〜10分で到着することが出来ます。

「千と千尋の神隠し」に出てきそうだと有名な阿妹茶樓もこの通りにあります！
九份といったらここ、というくらいどのガイドブックにも写真が載っているのでぜひ SNS映えする写真を撮ってみてくださいね♪

◆阿柑姨芋圓

阿柑姨芋圓は、芋圓というタロイモで作る台湾の伝統的な団子が食べられるお店です。
創業40年の阿柑姨芋圓は、台湾人の間でもおいしいと有名な人気店です♪
豎崎路を登りきった1番上にあるお店で、人が並んでいるので分かりやすいです。

芋圓は大きく分けて2種類、冷たいかき氷が入ったものと、温かいお汁粉のようなものがあります。
夏はかき氷、雨の日や冬は温かいものを注文するとGOOD！

冷たい方か温かい方か選んだら、一緒に入れる豆の種類を選ぶのですが、色々な豆が入った「綜合」がおすすめです♪

カラフルでツヤツヤな芋圓は、モチモチとした食感で芋の味が感じられとてもおいしいです！
甘すぎない上品なお味なのであっさりと食べることが出来ます。

どれも50元（約180円）とお安いのに、量はたっぷり入っているので満足感がすごいです♪

お店にはイートインスペースもあり、天気が良いと九份の景色を眺めながら食べることが出来ます。
九份に観光に行く時はぜひ訪れてみてください♪

◆阿妹茶樓

阿妹茶樓は、外観が「千と千尋の神隠し」の湯婆婆の湯屋「油屋」のモデルになったと噂される、おいしいお茶が飲める茶藝館です。
屋根には赤提灯が連なっていて、夜はノスタルジックでとても幻想的な雰囲気を醸し出しています。
阿妹茶樓の前の道は、ガイドブックやSNSなどあちこちで見る有名な写真を撮ることが出来るため人だかりになっています。

阿妹茶樓は人気店なので入るのに並びますが、写真を撮ったりしているとあっという間です。

店内はレトロでおしゃれな内装で、席に着くと冷たいお茶か温かいお茶どちらにするか聞いてくれます。
お茶とお茶菓子のついたセットが人気で、料金は300元（約1,140円）です♪

お茶の1杯目は店員さんが淹れてくれて、その際お茶の淹れ方も教えてくれます。
2杯目からは、教わった淹れ方で好きなタイミングでお茶を飲めます。

5杯ほど飲むことが出来て、お茶も茶菓子も上品な味でおいしく、ゆっくりと休憩することが出来ます♪

ちなみに、阿妹茶樓の外観の写真は阿妹茶樓のある前の道からも撮れますが、向かいにある「海悦楼茶坊」という茶藝館のテラスからお茶を飲みながらゆっくりと撮影するのもおすすめです♪

九份観光：おすすめのお土産

九份の基山街ではたくさんのお土産屋さんが立ち並んでいるので、何にしようか迷ってしまいます。
いくつか九份の定番のお土産を紹介するのでぜひ参考にしてくださいね♪

ただし、九份のお店が閉まるのはとても早く19時を過ぎるとほとんどのお店が閉店してしまうので注意が必要です。

◆耳かき

耳かきは、お土産専門店だけではなくあちこちのお店で売られている台湾定番のお土産です。
街のお土産屋さんだと1本100元（約355円）と少しお高いですが、九份では1本30元（約105円）〜40元（約140円）ほどで売っているお店もあります。
豚や猫がついていて、かわいいものが多いのでお土産におすすめです♪

◆下駄のキーホルダー

耳かき同様、下駄のキーホルダーも台湾の定番のお土産です。

雨の多い九份では木製の下駄が昔から人気で、下駄屋さんも多くあります。
オーダーメイドで下駄を作れるお店もありますが、なかなか使用する機会も無いためお土産には下駄のキーホルダーがかわいくてちょうどいいです♪

◆ジブリグッズ

九份は「千と千尋の神隠し」のモデルになったと噂されているため、お土産屋さんにもジブリグッズがたくさん置かれています。
特に多いのは、「千と千尋の神隠し」の人気キャラクター、カオナシのグッズです。

置物、キーホルダー、シール、ポストカード、ボールペン、バッグなど何でもあります♪
カオナシファンにはたまらず、思わずたくさん購入してしまいました♪

まとめ

今回は、台湾の人気観光地・九份について紹介しました。

行き方やおすすめスポット、グルメ、お土産などをまとめましたが、気になるお店は見つかりましたか？
ぜひ、九份観光に行かれる時は参考にしてみてくださいね♪