こんにちは!台湾の観光ガイド、ざいざいです。
台北の観光といえば、台北市のランドマーク「台北101(タイペイいちまるいち/タイペイイーリンイー)」です。
展望台として知られる台北101ですが、見どころはそれだけではありません。
ビルのなかには、高級レストランもあれば、ファーストフード店、ブランドショップなど様々なテナントがあります。
また、室内の散策に飽きたら、信義ビジネス圏のデパートをつなぐスカイウォークで空中散策もできます。
今回は、台北101の展望台と101ビルについてご紹介します!
- アクセス
・台北101:風水思想とデザイン
・台北101:展望台の楽しみ方
- ◆展望台ントランスまでの行き方
- ◆5階:チケット購入
- ◆記念撮影
- ◆エレベーター
- ◆89階:ガラス張りの展望台
- ◆91階:屋外展望台
- ◆88階:ウインドダンパー
- ◆101階:SKYLINE 460(最上階)
・台北101:ショッピング&グルメ
・台北101:周辺観光スポット
- 信義ビジネス圏スカイウォーク
- 松山文創園
- 四四南村
台北101とは
台北101は、地上101階建ての高さ508mにもなるオフィスビルです。
101のビル内には、Googleやエクスペディアなど、著名な国際企業のオフィスがあります。
観光客に人気の展望台は、88~91階に位置しています。
展望台へは、隣接するショッピングセンター(B1~6F)から入ります。
台北101の施工は日系企業が中心となって、約7年間かけて完成しました。
2007年ドバイのブルジュ・ハリファに抜かれるまでは、世界一高いビルとしてギネスブックに認定されていたんですよ!
台北101では、毎年大晦日に花火を打ち上げて、年越しカウントダウンを行います。
現在、台北101は台湾のランドマークであるとともに、台湾の経済成長を象徴する縁起のいいシンボルタワーとなりました。
アクセス
台北101へのアクセスは、MRT(地下鉄)淡水信義線の「台北101/世貿」駅が便利です。
MRT「台北101/世貿」駅出口4を下車すると、すぐ台北101地下1階があります。
エスカレーター/エレベーターで5階に行くと、101展望台の入場口に着きます。
台北101:風水思想とデザイン
ところで、101オフィスはなぜ著名な国際企業が多いのかご存知でしょうか?
清朝時代に台湾を訪れた風水師の記載によると、台北101周辺は財産を生み出す龍脈なのだそうです。
101ビルも、風水を活かしたデザインが特徴的です。
まず、1階の入り口付近には、水の流れる場所があります。
これは、お金が入ることを意味しています。
101ビルの外観は、8階で一層に見えるようになっています。
これは、中国語の「発財(ファ・ツァイ:『発』と数字の8の発音が似ている)」から、8階を1つの節として、合計8節の竹をイメージしてデザインされました。
竹はまっすぐ上に向かって伸びるため、中国では「繁盛」を意味する縁起のいい植物として見られています。
また、節のところには、雲のようなデザインが見られます。
これは、「如意」と呼ばれるデザインで、何でも願いが叶うという意味があります。
台北101:展望台の楽しみ方
台北101の観光スポットである展望台を楽しむ方法をお伝えします。
チケットの買い方や各階の回り方を参考にしてくださいね♪
◆展望台ントランスまでの行き方
展望台エントランス直行のエレベーターがあるので、展望台へ直接向かうにはこのエントランスがある5階まで行きます。
ゆっくり101ビルの雰囲気を味わいたい方には、エスカレーターで各フロアを回りながら5階まで行くことをおすすめします。
エアコンもしっかり効いていますし、「Dior Beauty」・「CHANEL BEAUTY」・「Yves Saint Laurent Beauté」など、おしゃれなブランドショップ散策ができます。
エスカレーターで4階まで行くと、大きな広場になっていて、オープン形式のカフェなどがあります。
ここで、ショッピングモール敷設のエスカレーターが終わります。
広場の奥にあるエスカレーターに乗り換えて、101オフィスビルにある展望台入場口まで行きます。
◆5階:チケット購入
チケット売り場は、自動券売機と有人カウンターがあって、どちらも日本語でチケットが買えるようになっています♪
料金は下記の通りです。
一般チケット:600元(約2,400)
団体チケット:540元(約2,160円)
ファストパス:1200元(約4,800円)
SKYLINE 460チケット(KLOOK、易遊網で販売):3000元(約12,000円)
◆記念撮影
エレベーターに乗る前に、記念撮影が呼びかけられます。
台北101を背景にした記念写真やTシャツなどのプリントグッズを購入したい方は、ここで思いっきりポーズを決めてください!
撮影が終わると、番号札を渡されます。
89階の101記念ショップにある写真コーナーで番号札を渡すと、記念写真やプリントグッズを購入できます。
◆エレベーター
展望台は88階、89階、91階(屋外)、101階(別料金)にあります。
まず、高速エレベーターで89階まで行きます。
この高速エレベーターは三菱電機製で、5階から89階までを僅か37秒で昇ります!
2004年から2015年までの約10年間、世界最速のエレベーターとしてギネスブックに載っていました。
なお、エレベーターは高速なのですが、通常入場用のエレベーターは2基しかありませんので、乗るまでに平均して20分ほど並ばなければなりません。
急がれている方は、ファストパス(1200元)をおすすめします。
ファストパスを買うと、別の高速エレベーターで直行できます。
◆89階:ガラス張りの展望台
89階に降りると、360度ガラス張りの展望台があります。
ここから台湾の陽名山や基龍河まで見渡すことができます。
89階に着いたら、まず案内カウンターで日本語パンフレットをもらいましょう!
パンフレットを見ながら、知っている観光場所をチェックすると、後々にも記憶が蘇ります。
◆91階:屋外展望台
89階が見終わったら、階段で91階の屋外展望台に行きます。
開放感抜群の屋外展望台から、台北のシティービューを見ることができます。
屋外展望台は、風が強い日や悪天候の日は開放しませんのでご注意ください。
◆88階:ウインドダンパー
88階に下りると、「ウインドダンパー」と呼ばれる巨大な重りが目に入ります。
ウインドダンパーは、重さ660トン、直径5.5メートルで、92階から87階にかけてぶらさがっています。
これは地震や強風が起きたとき、ビルが倒壊しないための対策として設置されました。
台北101のイメージキャラクター「ダンパーベイビー」は、このダンパーをモチーフにしているそう♪
ウインドダンパーの見学を見終えて出ると、お土産ショップがあります。
スノードームやダンパーベイビーのグッズが販売されています。
お土産ショップの次は、2019年8月にオープンしたばかりでのカフェがあります。
時間がある方は、88階から台北の景色を眺めながら、ゆっくりコーヒーを召し上がってみてはいかがですか?
◆101階:SKYLINE 460(最上階)
101階は2019年にオープンしたばかりで「SKYLINE 460」と呼ばれています。
以前アメリカ大統領なども見学したことがあり、これまでは外交目的でしか使用されていませんでした。
チケットは3000元(約12,000円)で、ファストパス・Skyline460での記念写真・台北101限定のミネラルウォーター・台北101名物「クラウドコーヒー」が付いています。
101階の展望台は地上460mの屋外にあるので、安全装置を着けます。
地上460mの高さにいると、雲が下に見えるそうです!
SKYLINE 460を見学したい方は、あらかじめ「KLOOK」「易遊網(ez Travel)」でチケットを購入ます。
入場の30分前までに、5階の有人カウンターに届け出てください。
台北101:ショッピング&グルメ
台北101は、1階~6階までがショッピングセンターと隣接しています。
ショッピングセンター内でお食事される場合は予約は必要ありません。
35階以上のカフェやレストランは、完全予約制です。
台北101:周辺観光スポット
台北101周辺にある観光スポットをご紹介します。
あわせて観光しましょう♪
信義ビジネス圏スカイウォーク
台北101は外国人が訪れる観光スポットとして有名ですが、周辺は地元の人でにぎわっています。
特におすすめなのが、台北101からMRT市政府駅の出口3まで直結しているスカイウォーク!
雨の日でも楽しめる散策コースです。
ここは、信義ビジネス圏といわれ、僅か0.5平方キロメートルの場所に14軒のショッピングモールがあります。
ショッピングモール密度が世界一の、ショッピングモール激戦区です。
スカイウォークは台北101に隣接しているショッピングセンターの2階から行くことができます。
走行約2.3キロメートル、最終地点はMRT市政府駅の出口3がある微風信義ショッピングモールです。
松山文創園
スカイウォークを歩ききったら、すぐ近くに「松山文創園」があります。
MRT板南線「市政府」が最寄りです。
出口1から出て忠孝東路を10分ほど歩き、忠孝東路553巷で右折すると「松山文創園區」という看板が見えてきます。
松山文創園は、1937年台湾で初めて建設されたタバコ工場で、当時は「台湾総統府専売局松山タバコ工場」と呼ばれていました。
現在は市の史跡に指定され、歴史建築物の展示のほか、芸術文学・文化創意・デザインなどのパフォーマンス活動を行っています。
敷地は6.6ヘクタールと広いので、緑に囲まれた松山文創園を散策してみてはいかがですか?
四四南村
台北101の向かい側には、外省人の集合住宅地「四四南村」があります。
四四南村では、外省人の住宅と生活の様子を展示しています。
外省人とは、1945年に蒋介石と共に台湾へ移民してきた中国人のことです。
一方で、もともと台湾に住んでいる中国系の人を、本省人と呼びます。
彼らはそれぞれ、言葉も、考え方も、政治思想も違います。
マイノリティの外省人が台湾で生きていくためには、闘争精神が必要でした。
展示物を見るとき、外省人の視点から見ると、台湾の多元的な民族の立場が見えてきますよ。
まとめ
今回は、台北101について詳しくご紹介しました!
台湾のシティービューが眺められる展望台や、ショッピング&グルメ、周辺観光スポットなどを楽しんでみてくださいね♪
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