【韓国旅行】PM2.5の深刻な大気汚染に注意！濃度チェックアプリや予防法・対策を紹介！

みなさん、こんにちは。韓国在住のj.koreaです。

日本でもそうであるように、韓国ではPM2.5による大気汚染が深刻な問題となっています。
とくに春先にかけては、PM2.5の濃度が一気に上昇し、のどの痛みや目のかゆみなどが現れることも。

今回は、韓国旅行の際に注意したいPM2.5問題と、その対策についてご紹介します！

年々深刻となる韓国のPM2.5問題

大気汚染問題が深刻な韓国

韓国では年々PM2.5が深刻な問題に。
特に、PM2.5濃度が上昇する春先にかけては、多くの人々が関心を寄せるトピックの1つとなっています。

韓国での呼び方は「（チョ）ミセモンジ」

韓国ではPM2.5のことを「미세먼지（ミセモンジ）」と呼んでいます。
ミセモンジとは、韓国語で「微細なホコリ」という意味。

미세먼지（ミセモンジ）はPM10のことを指し、초미세먼지（チョミセモンジ）が、それより粒子の細かいPM2.5のことを表します。
一般的には、どちらも総称して「ミセモンジ」と呼ぶことが多いです。

ホコリとは言っているものの、ミセモンジ（PM2.5）は人体にも影響を及ぼす、深刻な汚染物質です。

どんな影響があるの？

PM2.5はごく微小な粒子のため、人間の体内にも簡単に入りやすいと言われています。
PM2.5が体内に入ると、のどの痛みや目のかゆみ、ぜんそく、気管支炎、肺がんの発症リスクを高めるといったさまざまな影響が。

また環境汚染の原因にもなるとして、世界的にPM2.5に対する対策が進められています。

筆者の場合、のどがイガイガしたり、目が痛痒くなるという症状が多いです。
普段よりもなんだか目がシパシパするな、と思うとだいたいPM2.5の濃度が高いです（泣）。

他には、鼻炎や花粉症の症状が悪化するなどの影響もあるようです。
旅行で韓国を訪れる際は、くれぐれもPM2.5対策をしっかりと心がけるようにしましょう！

PM2.5のピークはいつ？

PM2.5のピークは、一般的に3月～5月にかけての春先に上昇すると言われています。
とくに桜のシーズンには、外出することも増えると思うので、PM2.5の濃度には注意が必要です！

外の景色やにごって見えるほどPM2.5が深刻な日には、外に出ない方がいいです。
また一見天気が良さそうに見えても、PM2.5は大気中に浮遊しているので、マスクやうがいなどの予防を忘れずにしましょう！

韓国のPM2.5濃度をチェックする方法

PM2.5で白くにごったソウル市内

ここでは、韓国のPM2.5（ミセモンジ）濃度をチェックする方法をご紹介します。
ぜひ旅行前にチェックしてくださいね！

PM2.5専用アプリ「ミセミセ」をダウンロード

PM2.5の濃度をチェックできるアプリ「ミセミセ」

まずは、専用のアプリをダウンロードする方法があります。

韓国のPM2.5濃度は、専用のアプリ「미세미세（ミセミセ）」でチェックできます！
ミセミセの良いところは、色分けとイラストによって、分かりやすく一目で大気汚染濃度を把握できる点です。

アプリを開くと、画面いっぱいに現在のPM2.5の濃度が表示されます。
表示は全て「韓国語」ですが、中央に出てくるイラストで大体の状況を把握することができるので、韓国語ができなくても安心♪

ちなみにミセミセでは、8段階（カラー＋表情）に分けて大気の状況を教えてくれます。

・濃い青：最高
・青：良い
・水色：良好
・緑：普通
・オレンジ：悪い
・濃いオレンジ：とても悪い
・赤：非常に悪い
・黒：最悪

色だけでなく、イラストの表情でも判断できるので、とっても分かりやすいです！

ネイバーのトップ画面で確認

ネイバーでもPM2.5濃度がチェックできる

他には、韓国の検索エンジン「NAVER（ネイバー）」のトップ画面でも、PM2.5の濃度をチェックできます。
ネイバーのトップ画面を見ると、検索窓のすぐ下に「날씨（天気）」という項目があり、そこをタップすると、その日のPM2.5濃度が詳しく表示されます。
こちらも韓国語表示ですが、色分けで状況を教えてくれるので便利♪

Nソウルタワーでもチェックできる！？

ソウルタワー夜

韓国・ソウルのランドマーク的存在「Nソウルタワー」でも、PM2.5の濃度が分かります！
カラフルなライトアップがきれいなNソウルタワーは、ライトの色によって、汚染濃度をお知らせしています。

Nソウルタワーのカラーは全部で4つ。

・青：良い
・緑：普通
・黄色：悪い
・赤：非常に悪い

Nソウルタワーの近くに滞在する時は、ぜひタワーの色に注目してみてくださいね♪

他にも、ソウル市内をはじめとする観光スポットなどでは、電光掲示板を使ってPM2.5濃度を表示する場所が増えています。
もし街中で見かけたら、気にしてみるようにしてみましょう。

韓国のPM2.5対策と予防法

大気中の汚染濃度をこまめにチェックするのはもちろん、体内にPM2.5を蓄積しないよう、対策と予防が必要です。
PM2.5に効果的な対策と予防法を見ていきましょう！

マスクの着用は必須！

PM2.5予防にはマスクが必須

PM2.5を体内に取り込むのを予防するには、「マスクの着用」が1番効果的だと言われています。
なお、一般的に販売されているマスクでは、微細なPM2.5の侵入を防ぐことはできません。

そのためPM2.5予防に効果的な、特殊加工が施されたマスクが必要。
韓国でPM2.5予防マスクを購入する場合は、パッケージに「식약처 허가제품（食薬庁許可商品）」という表記があるものを選びましょう！

また、大気中の汚染粒子を遮断する性能を表す「KF（Korean Filter）」マークがあるマスクも、オススメです。
KFマークの横に書かれた数値が高いほど、より小さな粒子まで遮断してくれます。

PM2.5予防には、KF80以上の製品がオススメです。

手洗いうがいを徹底

マートで売られているマウスウォッシュ

PM2.5対策としては、手洗いうがいも徹底するようにしましょう。
外から室内に入ったときはもちろん、家の中でもこまめにうがいをすると、PM2.5の予防につながります。

うがいをするときは、「マウスウォッシュ」を使うのもオススメです。
マウスウォッシュは、韓国のコンビニやマートで簡単に手に入ります！

水分補給を忘れずに

口内の粘膜が乾燥してしまうと、PM2.5を取り入れやすくしてしまうので、うがいと一緒に「水分補給」も大事な対策の1つです。
水で喉をうるおしておけば、気管支の粘膜部分の湿度が保たれ、PM2.5予防につながります。

また、PM2.5濃度が高いときは、室内にいてものどが渇きやすくなるので、こまめに水分補給をしましょう。

外出を控える

なんといってももっとも効果的なのは、やはり外出を控えること！
とくにPM2.5濃度が「悪い」や「非常に悪い」日には、屋外での活動は控えるようにしましょう。

屋内でも楽しめる人気の観光スポットをご紹介♪

とは言ってもせっかくの韓国旅行、ホテルに引きこもるのも、もったいないですよね。
そんなときは、駅直結の屋内スポットがオススメです！

ロッテワールド

韓国で人気の遊園地・ロッテワールド

ソウル・蚕室（チャムシル）にある「ロッテワールド」は韓国を代表する、テーマパークの1つです。

ロッテワールドといえば、世界最大級を誇る「室内遊園地」として有名。
天候や大気汚染を気にせず遊べる、人気のスポットです！

ロッテワールドは、地下鉄2号線「蚕室」駅から直結なので、外に出ることなくパークに入ることができます。

COEXモール

COEXの図書館

同じく駅直結の巨大地下モール「COEX（コエックス）モール」も、PM2.5が心配な日にオススメなスポット！

江南エリアに位置するCOEXモールには、ショップやグルメ店はもちろん、映画館や水族館といったレジャー施設も豊富です。

COEXモールなら、子供から大人まで、1日中楽しめること間違いなし！

GOTO MALL（ゴートゥーモール）

GOTOMALLのトレンドファッションショップ

ショッピングを楽しむなら、「GOTO MALL（ゴートゥーモール）」もオススメです♪
GOTO MALLは、高速ターミナル駅の地下に広がる、大型ショッピング施設。

トレンドのアイテムが格安で手に入ると、若い女性を中心に人気のスポットです！

まとめ

韓国のPM2.5の実態についてご紹介しました。

年々深刻化している、韓国の大気汚染問題。
日本も他人事とは言えませんよね。

PM2.5予防には、「マスクの着用」と「うがいの徹底」が効果的です。
また、旅行中はアプリやサイトで、汚染濃度のチェックをこまめに行いましょう！

汚染濃度が高い場合は、思い切って屋内で楽しめるプランに変更するのも大事です。
対策と予防をしっかりして、安全で楽しい韓国旅行になりますように♪